一昔前…「速い馬が勝つのは皐月賞・運のある馬が勝つのはダービー・そして…本当に強い馬が勝つのが菊花賞
」と、言われていました。

しかし、ここ数年は菊花賞馬の不甲斐なさが目立ちますね

あと…菊花賞では抽選を通った馬が勝つ傾向があります。
『スーパークリーク』や『メジロマックイーン』もそうですよね
『マンハッタンカフェ』と『ヒシミラクル』なんかもその類いに入ります


自分が一番の思い出のレースは1998年の菊花賞である…優勝馬は





『セイウンスカイ』
父・シェリフブスター
母・シスターミル
名門・西山牧場が出した最後のクラシックホース

昔は社台からリーディングブリーダーの座を奪った事もあった

当時、セイウンスカイは期待されていたわけでもなく、新人の調教師があずかる馬が足りないので1頭あずからせてほしいと頼まれて選らんだ中の1頭だった

他にもシェリフブスター産駒はいたらしいのだが、地元の情報紙の中で投げ捨て価格にて売られていたそうだ

そんな馬があれよあれよという間に勝ち進み、皐月賞まで獲ってしまうんだから競馬は面白い

デビューが金杯がある1月5日…5番人気で、気持ち良く先行逃げ切りで勝つ

セイウンスカイの同期と言えば、物凄い世代である

超良血『キングヘイロー』3歳王者『グラスワンダー』SS産駒『スペシャルウィーク』世界へ旅立つ『エルコンドルパサー』…。
その他にもマイネルラブやエアジハード…レガシーハンター・ボールドエペラーなど、そうそうたるメンバーがいた年であった

そんな強力世代でクラシック二冠を獲ってしまったセイウンスカイは凄いの一言である

菊花賞なんて逃げ切りのレコードですよ

前も話したかもしれませんが、自分が思う本当に強い馬は逃げ切りで悠々勝ってしまう馬です



古馬になってからは春に【日経賞】…夏に勝った【札幌記念】を最後に勝ち星は無く、翌年の【春天】を最後に引退した。
ケガがなければ、あと一つくらいはGⅠを獲っていたんじゃないかと思います

菊花賞のパフォーマンスを見たら、そう…誰もが思うはずです
