釈迦ヶ岳(大峯山系)

 

日程:10月20日

山域:釈迦ヶ岳(大峯山系)

天候:曇り

参加:他会3名 S三 計4名

行動:太尾登山口8:30→9:20不動木屋谷分岐→10:10吉田の森10:20→10:30千丈平→11:00釈迦ヶ岳→11:30千丈平11:40→12:20吉田の森→1250不動木屋谷分岐→13:40太尾登山口

 

早朝天気予報の「大阪、奈良、和歌山晴れるでしょう」に期待して出発する

 

十津川の国道分岐から登山口まで17㎞と標識のある道路は狭く、ダムを過ぎると益々狭く、急で、カーブの連続となる、そういえば昨年、女性会員のT本さんが釈迦ヶ岳登山にこの道を運転して行ったんだと思うとすごいなー等と思ってしまう、私などにはとても運転できる道ではない

やがて視界が開けると、間もなく到着した登山口辺りは霧に包まれ遠景がほとんど見えない、現在の気温は4℃

 

そういえば、4日前計画書メールのコメント欄には、「20日の釈迦ヶ岳の天候、朝9時2~3℃、北西の風7~8m/sと、この時期にしてはかなり寒くなるようです。釈迦に説法でしょうが、雨具必携のうえ、脱ぎ着できる薄手のダウン、又はフリース、冬用帽子、冬用手袋、綿以外のアンダーシャツ類、着替えを忘れないように・・・」等と書かれていた

 

よかった「あれ書いてもらってなかったら大変なところだった」とは、参加者のひとり

 

30分余り登り主尾根?に合流、傾斜の落ちた霧の登山道となった辺りで、「この辺から、奥掛道の山々が見えて雰囲気いいんだけどなー、今日はダメですねー」とはリーダー

 

そこから更に、小一時間、吉田の森と標識が建てられた小ピーク下で風を避けながら休憩、そこでも「今日は見えないけど、ここから、釈迦ヶ岳、大日岳、南に延びる奥掛道がよく見通せるんですよ」と、繰り返された

 

「今年は夏から秋への気候変化にメリハリがないから紅葉は期待できない」というリーダーの言葉、なるほど、霧の中に赤くなったナナカマドの実や所々紅葉したようすが見えるが、綺麗に染まったものは中々見えない

間もなく奥掛道(千丈平付近)

 

千丈平から釈迦ヶ岳の登りに掛かる頃、木に白い花がついているように見える

近づけば、なんと樹々は霧氷の花盛り

なんと霧氷の花が

 

凍えるナナカマドの実

 

 

釈迦牟尼仏様お寒いでしょう

(釈迦ヶ岳頂上)

 

なんとお釈迦さまの後頭部と右手の甲は氷に覆われていた

 

お釈迦様の立たれる頂上も寒く、相変わらずのガスの中、写真をとってそそくさと降ることに

枯れ葉色? 本来ならエンジから赤に染まるというドウダンツツジだが

 

私達が降り始めると、そのころから登ってくる幾組かの登山者に出会うようになる、ウイークディ―というのに、サービス業種やシフト制導入が増えたせいか、中には若いカップルもいる

 

千丈平で休憩をとる頃には、明るさが少しずつ増し、回復の兆し?

再び歩き出すころにはガスの隙間から時々薄日がさすように

上空に雲は残るが水平視線以下は見通せるようになって

 

霧氷の釈迦ヶ岳には紅葉もちらほら

これぞまさかの三段紅葉(チョッピリオーバーかも)

 

視界が広がってきたー

釈迦ヶ岳(向かって左)、右の尖峰が大日岳

 

南東方面には、地蔵岳、涅槃岳等、奥掛けの山々から、北西には大和葛城山、金剛山、そしてなんと紀見峠の彼方には大阪の街並みまで見えている

 

ナナカマドの実がかかる美しい尾根道をくだる

 

思った以上に寒く、晴れ予報にも拘らず霧に包まれ視界不良、そしてまさかの霧氷現象、お釈迦様も氷漬け、紅葉はいま一つながらも、美しい尾根道を歩けば三段紅葉?のサプライズに来てよかったとねー、とは、参加者皆さん共通の下山後感想 

出発前から、寒い日になるとか、今年の紅葉は今一つだとか、どちらかと云えばネガティビティ発言しながら、山に行けば、アッあそこにキノコが、オッ向こうにもキノコと、えーどこに見えてるのと唖然とするメンバーを尻目に、登山道を外れ一人走り回り、ヒラタケ、ヤマブシタケ、ムキタケ、シイタケの他にツキヨタケやスギタケモドキのように毒キノコも多いなーとひとり悦に入ってるリーダーがこの山行を一番楽しんでいるようでした