比良山系縦走

 

 

日程:9月20日

山域:比良山系(坊村~御殿山~武奈ヶ岳~北比良峠~イン谷口)

参加:S三 N昭 2名

天候:晴れ

行程:J*R大阪駅7:45⇒8:35堅田駅 8:50発➡9:27坊村バス停

    坊村バス停9:30→比良山荘→地主神社→11:50御殿山→12:00ワサビ峠→

    12:40武奈ヶ岳13:00→イブルキのコバ→14:00八雲ヶ原→14:15北比良峠14:40→

    ダケ道→15:50大山口→16:20イン谷口

    *イン谷口バス停16:40➡16:50比良駅16:52⇒JR大阪駅

 

 

 

3連休最終日、久々に武奈ヶ岳のすすき鑑賞と縦走を計画した

 

行きのJR車内で、地震の北鎌尾根から救助要請のネットニュースを目にする、そういえば昨日、飛騨高山地方で地震のニュースは知っていたがこんなことになっていたとは

 

心配しながらも、私たちに何も出来るわけももなく、結局比良計画は予定通り、堅田駅で乗り換えたバスに登山者の姿は意外に少なく30名程度、それも途中の登山口で降りる乗客があり、坊村バス停についた頃には約三分の一程となる

 

 

坊村バス停から歩きだして、ふと、ここから登るのはいつ以来だろうかなどと思う、明王院を過ぎ御殿山登山口からいきなり急で長い登りに汗が噴き出す

 

ウエストポーチ姿に、手に袋を下げた登山者が上がってゆく、見ればザックは背負っていない、荷物はそう多くはないがそれでもこの道中、ずっと手にものを持って歩くのはしんどいだろーな、と他人事ながら思ってしまう

 

ようやく視界が開けた御殿山から、武奈ヶ岳の姿にやれやれと思う、ワサビ峠まで一旦降り、しばらく登り返すと視界は更に開け、その先には緩やかな西南陵が武奈ヶ岳に向かっている、もう少し季節が進めばドウダンツツジが赤色に染まる西南稜は美しいのだが、それでも

路傍には青紫色のリンドウやトリカブト、振り返れば蓬莱山から打身山がよく見えている  

 

やがて武奈ヶ岳頂上広場、ススキは思っていたより少なかったが、高いところに薄い雲が少しあるも琵琶湖や周辺の山々もよく見えている、同じように登山者10名程が景色を楽しんでいる

降りは今登って来た方と反対側の琵琶湖側を目指す 

 

コヤマノダケ分岐を過ぎた辺りで、キノコ群生を発見、なんという名前だったかな、でも家でよく食べる美味しいキノコだ(帰宅して聞いてみれば、モトアシともナラタケともいうとのこと)

 

イブルキコ付近で「バス停は近くにありますか」と聞かれ、一瞬聞かれた意味が分からなかったが、どうやら一番近いバス停を聞きたかったようだ

 

八雲ヶ原を過ぎ、登り返して北比良峠、ここで武奈ヶ岳に別れを告げ、琵琶湖に浮かぶ沖ノ島等の景色をしばし楽しむ

 

 

ダケ道へ進む、降りながらふと登山道を外れた立木に何やら見たことがあるものが、先程のものと違い、何やら大きな株の塊を見つけ、もしやと恐る恐る近づいてみるとまさに「見つけたら舞い踊る」と教えられたあのキノコではないか、カメラに収めすこしウキウキしながらタダケ道を降る

 

 

大山口付近で上がってくるレスキュー隊3名、その下で更に2名、沢で道に迷いレスキュー出動要請があったという、無事に見つかればよいがと願う

 

イン谷口につき、念のためにとバス時刻表を見れば、なんと間もなくバスが来る時刻、ラッキーと素直に乗せてもらうことにする

 

思わぬ地震の余波を受けた登山者、手荷物で歩く登山者、バス停は近いですかと聞く人、沢からレスキュー要請する人と様々な人々、穏やかな初秋の比良山だったが、不可抗力に近いものもあるが、山を歩くにも家族はじめ関係者に心配かけないように出かけなければとつくづく思った一日でした