四国山巡り 2020秋
日程:2020年9月30日~10月4日
山域:剣山・三嶺(剣山・祖谷山系)、西赤石岳・東赤石岳(赤石山系)、石鎚山(石鎚山系)
行者:S藤m、N島、S藤t
目的:秋の四国連山巡り
9月30日(水)~10月1日 剣山・三嶺縦走
1日目(9/30)
天候:曇り時々雨
10:40見ノ越→1220頂上ヒュッテ12:50→13:00剣山頂上13:10→11:40次郎笈峠11:45→
14:10次郎笈14:20→15:40丸山15:50→06:15丸石避難小屋(泊)
初日、登山口に登山届提出場所が見当たらない、「えー 登山ポスト? 聞いたことないなー」と,登山口前の土産物店主
大剣神社に近付くころ、まだほんの少しずつで、画像では表せないほどではあるが、それでもナナカマドの実は赤く染まり、秋色の気配を感じさせる
見事な大岩と刀掛け岩が印象的な大剣神社
頂上ヒュッテ辺りから雨が降り出す
広大な山頂広場には円形の立派なしめ縄が祀られている
一瞬切れるガスの間から、次郎笈へ続く笹尾根がまるで絵のようにその美しさを垣間見せる
お世話になる避難小屋、雨露の笹漕ぎで濡れた靴下脱ぐだけで何とも気持ちよいことか
剣山・三嶺縦走 2日目(10/1)
天候:晴れ時々曇り
05:30丸石避難小屋→06:30高の瀬06:40→08:20平和丸08:30→09:05白髪避難小屋09:15
11:00カヤハゲ(東熊山)11:10→12:10三嶺12:40→12:50避難小屋→15:00名頃登山口着
目覚めると、夜来の雨はいつの間にか上がっていた
闇で霧の中、ヘッドランプで照らし歩き始める、日本有数のオオヤマレンゲ自生地と記された高ノ瀬付近には、広大な獣害ネットが張めぐらされている
花も大事だが締め出され、そこにある餌にあたることが出来ない鹿も可哀そうなものだ
やがて、鎖場をやり過ごし三嶺頂きに立つ、そこからは昨日ガスの切れ間から見せてくれたあの光景が今再び
天狗塚へ続く笹の尾根が何とも美しい山並みに
山を降り、今宵の宿とした祖谷渓キャンプ場では、焚火をしてずっかり濡れてしまった靴を乾かす
10月2日(金)
西赤石岳・東赤石岳
天候:晴れ
07:30日浦登山口→09:50銅山越09:55→10:10東山10:15→11:30西赤石山11:50→12:20物住山12:45→13:10前赤石山13:20→14:00赤石山荘14:05→14:20八巻山14:34→14:50東赤石山15:00→15:30赤石山荘15:40→17:55筏津登山口駐車場
道々に残る銅山遺構、かつて1万人もの人々が銅算出の為、ここを生活の拠点としていたという
その歴史に思いを馳せながら登山道を歩む、謂れを記す案内板、石垣、水場、坑道等々を眺め、読み、映していると知らぬ間に時が予定を上回っている
蛇の紋様を浮かばせる、切り立つ大岩の塊は容易に人を寄せ付けない、なるほどそれは紛れもなく西赤石、東赤石という石の山だった
10月3日(土) 瓶ヶ森(1山目) 伊予富士(2山目) 黒森山(3山目)
天候:晴れ
瓶ヶ森(1山目)
08:20瓶ヶ森駐車場→08:55男山09:05→09:15瓶ヶ森0940→09:55瓶ヶ森避難小屋→
10:15瓶ヶ森駐車場
男山(瓶ヶ森)
女山(瓶ヶ森)
霧を被る石鎚山(瓶ヶ森から)
伊予富士・東黒森(2・3山目)
天候:晴れ
10:30伊予富士登山口→11:00伊予富士12:00→12:40東黒森13:00→13:30伊予富士登山口
伊予富士から眺める、東黒森(左手前)、右奥に西黒森、最奥に瓶ヶ森
男山、女山、伊予富士、山名を見る限り、何とも手ごわそうな響きを感ずる、その期待?を覆させられる二つの山、実は何とも優雅な山歩きを感じさせる山、その優しさには、もう一度行ってみたい、そんな気にさせる山ではないかと思う。
10月4日(日)
晴れ一時曇り
石鎚山
05:50石鎚山温泉駐車場→06:10西之川登山口06:20→10:15天柱石10:35→11:40夜明峠12:00→12:20二の鎖元小屋12:40→12:50石鎚山13:00→13:25天狗岳13:55→14:20二の鎖元小屋14:25→14:45夜明峠→14:55前社ヶ森15:00→17:00山頂成就駅⇒17:10石鎚山温泉着駐車場
西之川登山口から歩き始める、近年このルートを使う登山者は少ないという、渓沿いに辿る道はそこかしこが崩壊崩落し、ところどころで道を失いながらも、水量豊に落ちる滝や蒼く染める淵、その渓相に思わず吸い寄せられそうになりながらも歩めば、やがてまるで石で出来た槍のごとく天を突かんと立つ天柱石に度肝を抜かれながら更に高度を目指す
やがて樹々の隙間から赤や黄に染まる石鎚山が見え始める、ようやく樹林帯から開けた尾根道、夜明かし峠にでる、メーンの登山道とあって、先程までと違いここは多くの登山者が行きかう
切り立つ北面は紅葉模様に染まる石鎚山、少し霧が掛かるも何とも感動の一瞬
二の鎖元小屋付近からガスの隙間から昨日登った山々が見える、此方から眺めると大きく広がる瓶ヶ森の姿に改めてその美しさを知った。
既に正午も過ぎ、迂回路には多くの登山者が下山に向かい、モミジに染まる三の鎖を超えると弥山、石鎚本宮頂上社に参拝、
南西に延びる尖頭が錦秋の天狗岳、この時間から向かう人も少なくなったそこに向かう、振り返ると真っ赤に染まるドウザンツツジの向こうに石鎚神社があった。
こうして4泊5日の四国の山巡りを振り返ると、笹尾根、竜胆の山々、笹の絨毯に覆われ一見優しい山並み、実はその絨毯の下は意外にも岩の山々、何よりもイメージしていたのと大きく違ったのは、四国はなんと山深い地であろうかとの思いでした。






























