ハイキングレスキュートレーニング(百丈岩)

日程:10月28日
山域:百丈岩周辺(六甲山系)
参加:Y上u  T本 F原 S藤t  4名
開始:9:30~15:00 
    15:00→百丈岩ハイキング→16:00

台風24号接近に伴い、大阪府連スタンプ制単発講習会 ハイキングレスキュー実技講習会が中止となった、日を改めての実施はなしとのこと。

それでは、自会で行いましょうと、集まったのは4名、行った場所は百丈岩周辺、ついでのこと読図もほんのちょっぴり交えて、ハイキングレスキューリーダー編に取り組んだ。

この日の百丈岩周辺は殆んど人気なく、ごくスムーズに訓練に取り組む国が出来た。

以下、この日やったこと、文字の羅列なので、まずお読みになる方はいないとは思いますが、参加された皆さん、よければおさらいのつもりでどうぞ。

[1]読図
1.正置(整置)
・コンパスで示された磁北に地形図の磁北線を合せて持つ
・目に見える地形と地形図の一致(方向)を確認する

(南に遡る船坂川と、東から合流する枝沢とそこに掛かる橋と建物記号(やまびこ茶屋)

 2.進行方向設定
・現在地点と目的地点(直線で進める所まで区切る、最初の目的地点に到達した   ら、そこを現在地に次に直線で進める所を次の目的地点)を結びコンパスのプレ   ート長辺を沿わせダイヤル矢印磁北線に合わせる
ここでは、指定目的地(北東約250mのピーク麓)にコンパスによる進行方向設定
 進行方向確認しながら、地形{進行方向左側(西側)に船坂川、右側)を地形と確   認 進行距離を計算しながら進行する
 
  [2]ロープワーク
1. 支点構築
  ・立ち木利用 太い立ち木 重ね巻きと折返しの末端処理
  ・立ち木利用 比較的細い木、灌木等 束ねてガウスヒッチ等 カラビナルーズ    固定
 
  2.フリクションノット
  ・プルージック、マッシャー クレイムハイスト バックマン
 
  3.フィックスロープ支点通過(カラビナスルー)
  ・固定支点(クローブヒッチ等)Wカラビナ通過  ルーズ支点のSカラビナ通過
 
  4.簡易ハーネスセット
  ・シートベント結び
 
  5.下降器なし懸垂下降(アプザイレン)
  ・ムンターヒッチ
 
  6.懸垂下降(アプザイレン)補助
  ・介助者テンションによるバックアップ
 
  7.登山道の悪場(崩落場所等)迂回通過 (ロープ固定、ビレー出来る人が最低で    も2名必要)
(想定:崩落登山道の手前から、斜面を高巻き(8m)して安全な登山道の上部       まで水平にトラバース(10m)後、懸垂(8m)して安全な登山道に復帰する)
   1)迂回ルートの選択
   2)迂回ルートへのロープ固定
     自己確保(セルフビレー)と確保支点構築
  (立ち木等、できるだけ自然にあるしっかりしたものを利用する) 
   リーダー(先頭を行く人)をセカンドが確保する
 3)リーダーは必要(区間が長い、ロープ途中で方向が変わる等)なら、中間支点
  を構築する(立ち木等、できるだけ自然にあるしっかりしたものを利用する)
 4)リーダーはトラバース開始地点でロープ支点を構築後、トラバース線にロープを固定する。必要ならロープを延長(繋ぐ等)する
 5)リーダーはトラバース終了点に達した後、セルフビレーをとり、セカンドにビレー解除の合図を送り、懸垂支点を構築する。
 6)メンバーは簡易ハーネスからカラビナ、スリング、フリクションノットを介して固定ロープにビレーをとり、各支点を通過してトラバース終了点まで移動する。
 7)トラバース終了点到着後、先ずセルフビレーをとり、懸垂用ロープにムンターヒッチを工作後、セルフビレーを解除してから懸垂で安全地点へ降る
 8)メンバー全員が安全地点へ降りたら、リーダーはセカンド(最初のビレーヤー)を確保する、セカンド(最初のビレーヤー)は支点を解除回収しながら、トラバース終了点へ移動後セルフビレーをとり、リーダーがビレー解除する。
 9)リーダーが懸垂下降の後、セカンド(最初のビレーヤー)は懸垂用ロープを下降後、下から引抜回収(折返し)できるようセットして懸垂下降する。
 10)セカンド(最初のビレーヤー)が安全地点に下降後、懸垂ロープを回収する
 
   8.低体温症対策
    ・ツエルト利用 
 立ち木、ロープ利用、木の枝、ストック、傘、あるものを利用する、
 貼れない場合被る、ツエルトを横にすると被れる人数が増やせる
    ・ツエルト(スリングで体に繋ぐ等、風で飛ばされない工夫をする)を被り暖をとる

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