笠ヶ岳・焼岳ピークハント
日程:10月6~9日
山域:笠ヶ岳・焼岳(飛騨山脈)
メンバ:佐藤三、中島 2名
行程・天候
1日目
行程:大阪駅(8時2発)→(12時23着)高山駅(12時40発)→(14時26着)新穂高温泉(15時00発)→(16時着)笠新道左俣谷分岐(16時10発)→わさび平小屋(16時30分着)
天候:小雨・曇り(夜半一時風雨強し)
穂高連峰を歩くと、西側の美しい姿になぜか惹かれるものがある、いつか登ってみたいと憧れのようなものを感じていた。
誰が名付けたのか笠ヶ岳、編み笠を被せたようなその頂はまさにその名にふさわしい奥飛騨の名山だと思う。
出発日に合わせるように台風25号本州直撃の予報、心悩む前日、祈り通じたか北寄りに進むと予報が変わる、よし、だめなら観光に切り替えてもと予定通り出発する。
初日のわさび平、台風25号の影響であろう三連休にしてはテント5張と少なく、「先日の台風で倒れかけの木もありますので大きな木は避けるように注意してください」とテント受付場で説明を受ける。
それ程強いものではないが、夜半は風雨の音に何度も目を覚ます。




2日目
行程:わさび平小屋(5時45発)→(6時着)笠新道(6時10発)→(10時50分着)杓子平(11時10分)→(13時着)笠岳分岐(13時10発)→抜戸岩→笠ヶ岳キャンプ場指定(14時40分着)
天気:雨時々曇り、稜線視界悪し、夕方晴れ
夜来の風雨も起床時には小ぶりから出発するころには雨具も要らないほどになる。
笠新道に入るといきなり登山道を塞ぐように大きな倒木が、それでもカットされ登山者は通行路は確保されていた、長い樹林帯の登りを過ぎ、灌木・草地の登りとなると杓子平のカールに出る、相変わらずガスに包まれ稜線は判然としない、特徴ある抜戸岩を通過、笠ヶ岳山荘キャンプ場へと稜線を辿る。
天場受付で、明日予定のクリヤ谷下降路情報では最後の渡渉点が増水により危険なため笠新道で下山した方が安全とアドバイスを受ける。
テントの夕食後、気が付けば雲海に浮かぶ穂高連峰の峰々が赤く夕日に照らさる様は幻想的だった。







3日目
行程:笠ヶ岳キャンプ→(5時20分着)笠ヶ岳山頂(6時10分)→(6時20分着)笠ヶ岳キャンプ(7時発)→抜戸岩(7時48着)→笠分岐(8時39分着)→杓子平(10時6分着)→(13時25分着)笠新道(13時35分発)→(14時20分着)新穂高温泉(14時56分発)→(14時59分着)中尾温泉口→合掌の森中尾キャンプ場(16時着)
天気:晴れ
今朝の飛騨山脈は、昨夕より、すっきりした雲海に浮かび、今日一日の晴れを約束されたようだった
北穂高岳からのご来光を拝む、鋭く天を突く槍ヶ岳・北穂高・奥穂・ジャンダルム・西穂高と大パノラマに魅せられる、笠ヶ岳の影も映し出され、気が付けば山頂で景色満喫に1時間を費やした後テント徴収する。
アドバイス通り、クリヤ谷をあきらめ笠新道を目指す、やがて眩しいほど日が差すころには雲海もすっかり消え、笠ヶ岳・槍ヶ岳・穂高、明日登る予定の焼岳、その後ろに乗鞍岳、笠ヶ岳から続く錫杖等々稜線の望め大パノラマの世界に、昨日と同じコースを逆に辿っているとはとても思えないほどの別世界に疲れもどこかへ、わずかだが紅葉した木々と青空が気持ちよかった、。
やがて長い下りに膝も疲れたころ新穂高温泉に到着、少し距離があるのでバスにて中尾温泉口へ、キャンプ場までの分かりにくい道路を辿る。
北アルプスの岳々に囲まれ湯煙の里、合掌の森中尾キャンプ場は、奥飛騨温泉の中尾温泉で、標高1,200メートルで大きな混浴と男性専用と女性専用の3つの源泉露店風呂がある。
利用料(キャンプ場¥1,000 露店風呂¥500)の支払いを済ませ、予定外の露店風呂で山の疲れを癒す。










4日目
行程:合掌の森中尾キャンプ場(4時発)→焼岳登山口(5時03分着)→白水滝→秀鋼神社→旧中尾峠(6時41分)→焼岳分岐(7時14分)→(8時3分着)焼岳(8時15分発)→焼岳分岐(9時発)→旧中尾峠(9時12分発)→秀鋼神社9時19分)→白水滝(10時3分)→焼岳登山口(10時7分発)→(10時30着)合掌の森中尾キャンプ場(11時39発→)(11時55分着)中尾温泉口(11時59発→(13時31分着)高山(16時50発)→大阪(22時22着)
天候:晴れ
焼岳は、飛騨山脈の主稜線にあり長野県と岐阜県にまたがる活火山で、別名「硫黄岳」、常時観測対処の火山に指定されている。
キャンプ場のチェックアウトが11時なので起床を3時、まだ暗い4時ヘッドランプをつけて出発する。
中尾温泉からのルートは、中尾峠まで樹林帯の中を約2時間半登る、登るにつれて、岩場が目立ってくる、焼岳分岐あたりから硫黄の匂いが漂う。
焼岳山頂では、槍ヶ岳・穂高連峰・上高地・乗鞍が見渡せる、そして昨日頂からこちら側を見つめていた、あの笠ヶ岳を今は焼岳から見つめている。








