1、嘆けとて月やはものを月見うどん

 

#川柳

#千載和歌集

#西行法師

 

まぁ、嘆いていないで、うどんでもどうですか

 

西行法師、人気ありますよね

歌検索すると、さすがと思わせるものすぐ出てきます

 

 

 

 

2、村雨の露もまだひぬブリーフに

 

 

#川柳

#新古今和歌集

#寂蓮法師

 

子供の頃はずっと白のブリーフだった(白って、汚れがすぐ分かっていいんですよね)

トランクスは一回試してすぐやめて、その後ずっとボクサーブリーフと呼ばれているものにしている、ってどうでもよい話でした

この和歌にも 秋の夕暮れ 登場!

 

 

 

 

 

 

 

3、難波江の芦のかりねのキスの時間

 

#川柳

#千載和歌集

#皇嘉門院別当

 

自ら言うことではないが(なら言うな)、長いことキスしていない気がする

来世ではイタリアあたりに生まれて、挨拶でキスしたい

 

 

 

 

 

4、玉の緒よ絶えなば絶えね死にますか?

 

#川柳

#新古今和歌集

#式子内親王

 

情念・激情の和歌を代表するもの

因みに、萩原朔太郎は式子内親王の和歌を高く評価していたらしいです

でも、私見ではこの和歌、私小説の人達のように本当に自死するという感じではないけど

ところで、僕は日本の自死の精神史、悪くないと思っている

(また余計なことを…)

 

 

 

5、見せばやな雄島の蜑の大漁を

 

#川柳

#千載和歌集

#殷富門院大輔

 

この和歌も袖が涙でってやつ、凄いですわ

ここはひとつ明るく行ってみました

 

蜑 アマ

 

 

 

6、きりぎりす鳴くや霜夜の満月よ

 

#川柳

#新古今和歌集

#後京極摂政前太政大臣

 

 

因みに、この和歌は本歌取りの歌

素晴らしい文化かと

きりぎす=コオロギのこと とのこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7、わが袖は潮干に見えぬ そりゃ気づかん

 

#川柳

#千載和歌集

#二条院讃岐

 

また乾かぬ袖だー

密かな恋心ですか…

 

 

 

 

 

 

8、世の中は常にもがもなLove &Peace

 

#川柳

#新勅撰和歌集

#鎌倉右大臣

 

こう言うとまたあれですが、John Lennon の大ファンでありながら、彼のこの言葉は嫌い

LoveはともかくPeaceがね

僕が平和論として認められるのは、この実朝の和歌のようなものです

 

 

 

 

 

9、み吉野の山の秋風心停止

 

#川柳

#新古今和歌集

#参議雅経

 

急に、平安時代に山里で心停止したら大変だろうなーと思ってしまって

いろいろと、今はよい時代かな

因みに、これも本歌取りの歌らしいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10、おほけなくうき世の民に物申す

 

#川柳

#千載和歌集

#前大僧正慈円

 

誰も読んでいない、そもそも影響力ゼロ

でも、以前はブログで、もっといろいろ生意気なこと言ってたな

 

 

 

 

 

 

 

11、花さそふ嵐の庭の猫発情

 

#川柳

#新勅撰和歌集

#入道前太政大臣

 

素晴らしい和歌なのに全く関係ないことを

ところで、猫の発情、うるさいけど嫌いではない

 

 

 

 

 

 

12、来ぬ人をまつほの浦のはや二時間

 

#川柳

#新勅撰和歌集

#権中納言定家

 

定家さんです

 

まだ携帯電話がなかった頃、デートの待ち合わせで二時時待ったことあった

 

 

 

 

 

 

13、風そよぐならの小川で禊せん

 

#川柳

#新勅撰和歌集

#従二位家隆

 

「の」→「で」へ変更

 

僕は原罪思想の持ち主ではないが、そうした傾きはあるかも

だって、ねぇ、人間だから…

 

 

 

 

 

14、人もをし人も恨めし栄枯盛衰

 

#川柳

#続後撰和歌集

#後鳥羽院

 

栄枯盛衰、盛者必衰、諸行無常

源平の時代のならではの言葉かな

今にも、通じるものあるけど

 

 

 

 

 

 

15、百敷や古き軒端に白蟻が

 

#川柳

#続後撰和歌集

#順徳院

 

「の」→「に」へ変更

 

って、ふざけている場合ではなく、この和歌、最後を締め括るだけあって、大変素晴らしいものです