1、夕されば門田の稲葉腹が減る
#川柳
#金葉和歌集
#源経信
僕は間食しない派
その代わり夕飯でご飯2合は食べます
2、音に聞く高師の浜の寒中水泳
#川柳
# 金葉和歌集
#祐子内親王家紀伊
因みに元の和歌は、70歳の紀伊に贈られた29歳の藤原俊忠の歌とのこと
だいぶ字余りとなってしまった
一度体験してみたいのと、この言葉を使いたかっただけ
3、高砂の尾の上の桜見たいよね
#川柳
#後拾遺和歌集
#権中納言匡房
単純、ストレートな歌
高砂と外山との対比はさすがだけど
4、うかりける人を初瀬の観音経
#川柳
#千載和歌集
#源俊頼朝臣
「初瀬」は現在の奈良県櫻井市にあり、平安時代にさかんだった観音信仰で有名な長谷寺があるとのこと
5、契りおきしさせもが露は反故にされ
#川柳
#千載和歌集
#藤原基俊
今も昔も約束は守られぬもの
もちろん基本守るべきだが、状況の変化で優先順位が変わるってこともある
6、わたの原漕ぎ出でて見ればコバルトブルー
#川柳
#詞花和歌集
#法性寺入道前関白太政大臣
情景描写のものの中でも最高峰の和歌の一つと言っても良いかと
7、瀬を早み岩にせかるるなんのその
#川柳
#詞花和歌集
#崇徳院
一転、こちらは恋の和歌で最高峰のものの一つだろう
因みに、崇徳院の強引に譲位させられた無念の想いが込められている、と解釈されることもあるのだとか
も一つ因みに、映画「春の雪」に出てくる和歌
8、淡路島かよふ千鳥の寂寞感
#川柳
#金葉和歌集
#金葉和歌集
兼昌は実際に須磨の地でこの歌を詠んだのではなく、歌合せの関路ノ千鳥という題から創作したもの、とのこと
9、秋風にたなびく雲の隙間から
#川柳
#新古今和歌集
#左京大夫顕輔
隙間って言葉が好き
しかしながら、やはりこの歌のように絶え間じゃなきゃダメですね
この和歌も非常に素晴らしい
10、長からむ心も知らずそうでっか
#川柳
#千載和歌集
#待賢門院堀河
言ってはいけない一言を…
因みにこの和歌は、与謝野晶子の「黒髪の千すじの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもひみだるる」に影響を与えているみたい
11、ほととぎす鳴きつる方にほととぎす
#川柳
#千載和歌集
#後徳大寺左大臣
「を」→「に」へ変更
ほととぎす、もちろんいるんだけど、鳴いてるなって思い視線を向けてみると、もういなくなってしまっていることが多い
だから、有明の月ぞ残れる なんですね
12、思ひわびさても命は君がため
#川柳
#千載和歌集
#道因法師
女々しい歌に感じたので、ちょっとカッコつけてみました
追記
女々しい歌とは浅い読みだったかも
以下↓の記事より一部抜粋
「生きながらえる物体である「命」と、堪えきれない心の象徴である「涙」とを対比させたこの歌、一見恋を歌いながら老境に入った人生を述懐する、深い歌だといえるかもしれませ。」
https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1370/
13、世の中よ道こそなけれ猫がニャー
#川柳
#千載和歌集
#皇太后宮大夫俊成
鹿が鳴いたんじゃ、ますます深刻になってしまう
猫ならあっけらかんとしたものかと
14、永らへばまたこの頃や野口五郎
#川柳
#新古今和歌集
#藤原清輔朝臣
済みません、条件反射です
15、夜もすがらもの思ふ頃は野口五郎 (つまらないおふざけヴァージョン)
夜もすがらもの思ふ頃はいつまでも(つまらない真面目ヴァージョン)
#川柳
#千載和歌集
#俊恵法師
どっちともつまらないのかい!