お久し振りです。
一つ上の兄と税金について軽く議論する機会があった。
兄と議論すると、概ね、6、7割同意見、あとは対立する。
もちろん、見解が違うほうが面白い。
長野県人の血統のせいか、やや喧嘩腰になることもままあるが、
ラグビーのように、議論後はノーサイド。
今回は、教科書的で詰まらない内容となる。
ほとんど、他人(ひと)のためというより、自分の記憶を思い出す目的で記す。
税制度はどうあるべきか
1、平等・公平性の観点
2、労働意欲の観点
3、社会的安定性の観点
1、平等・公平性
①人頭税ばりに、一定額の税金を課す。
②税率を一定にする。
③累進課税。
税額が一定、税率が一定というのは、平等性の観点から分かり易い。
累進課税は、一番インチキくさいが、所得を均す、という面で言えば、
平等性の観点から説明し得る理論か。悪平等。
2、労働意欲
私見では、一定率、一定額、累進課税の順で、労働意欲の観点で優れている、と
言える。累進課税は、労働意欲を削ぐ、というのが定説であろう。
但し、ここは、兄とも見解が分かれたように、異論もありそう。
3、社会的安定性
経済学の理論上、最も正当化し辛そうなのが、累進課税である。
だが、社会的安定性を確保するには適しているのではないか。
おそらく、戦後日本の一時期において、非常に適合していたと言える。
換言すれば、特殊な経済・社会状況においてだけ適合する税制度なのかも知れない。
根拠なく言ってしまうと、階級制度、そこからくるressentiment と無関係
ではない。これは、自分の直観
近代以降、税制は徒に複雑になってしまった。
後戻りし辛いのであろうが、そろそろいい加減にしろ、と言いたい。
下手の考え休むに似たり。
twitterでも呟いたことだが、ふるさと納税制度、消費税の軽減税率
は…
最後に、あり得ない理想論を。
税制一本化論を唱えたい。
消費税か、所得税だけにし、税率を一律10%にする。
そして、ここが肝だが、例外をゼロ。
税理士は、要らなくなる。あんなもの後ろ向きの仕事です。
例外なき規則はない、よって、机上の空論です。
一応、故渡部昇一先生が、そのようなことを仰っていたように、
記憶している。
蛇足
税金に関する制度設計は、税収が増えないと目的に反するはず。
だが、税収を上げる目的なのに、、税率を上げ、税収が下がる、
というような逆説は、なんとかならないものか。
以上。
https://twitter.com/jXrkwWwFDec7ULq
〈一言コメント〉
今の自分は、所得税一元化論者だ
例外なく収入から一律10%課税する
もし、例外を設けるとしたら、超低所得者は、5%とか3%、あるいは無税に
もう、革命的なことしないと…
かなり真面目です!
(令和2年5月3日)
後に、財源としては税金不要説なるものを知った
まだ考えの整理が付いていない
(2021年2月6日)