最初に述べておくと、ここでは難しいことを何一つ言うつもりはない。

 

1、素直に歴史に従うと同時に、新時代に対応すべし。

 

2、この際、制度としの天皇制を廃止すべし。

 

3、今上陛下には、速かに京へお帰りなっていただきたい。

 

まず強く訴えたいのは、愛子さまには是非とも天皇になっていただきたい、ということだ。

いうまでもなく、愛子さまは男系であられ、天皇となられる資格は立派にお持ちである。

愛子さまが御即位あそばられることになれば、史上久方ぶりの女性天皇の御誕生だ。

可及的速やかに皇室典範等を改正し、実現に向け政府は動き出して欲しい。

そう願う理由の一つは、今の典範のままであると、元号がかなり短い期間のうちに変わる可能性があるからだ。

お歳の近くあられる徳仁親王と文仁親王の皇位継承順位がそれぞれ第一、第二位であそばさされ、それがいかなることを意味するかは、考えるまでもない。

もちろん、そんな事は長い歴史を振り返れば、大したことではい。しかし、短い期間のうちに元号が変わるというようなことは、国民生活への影響が甚大で、皇室の方々の御心を忖度するならば、恐らくは、そうした事態になることをお望みになられていない、と拝察される。

 

畏れ多くくも、自分の考える皇位継承の順番のあるべき姿はこうだ。

 

1、徳仁親王。2、愛子内親王。3、悠仁親王。どうであろう。

 

歴代女性天皇は、中継ぎのようでいて、推古天皇や持統天皇など優れた天皇であることが多く、歴史的役割を果たしてこられた。

今まさに女性の時代という。ここは是非とも愛子さまに歴史的役割を担っていただきたい。

 

話が逸れるようであるが、自分は首都機能移転は今日本が取り組むべき喫緊の課題と考えている。

その主な理由ひとつは、近いうちに首都圏で大きな地震があると予測されているからだ。

極端過ぎる東京一極集中は解消しておくべきだ。

自分の提案は、次ようなもである。

政治の中心は東京、経済の中心は大阪、そして、文化の中心は京都とする。

そのためにも、陛下には京にお帰り願うということなのである。

閑話休題。

先に「制度としての天皇制」といった。自分は、長い日本の歴史を貫き、システムとしての天皇及び皇室というのはなかなか有効に機能してきた面があると考えている。

有名な「権威と権力の分離」。時の権力者には非常に便利なものであったはずだ。

(ここでは、省略するが、実は「権威と権力、とか「中空構造」とかは、相当、本質的な問題。ここではやめておきましょう。)

しかしながら、天皇制とは果たして、永らく国民全般が強く親しみを憶えてきたものなのであろうか。

今の人は意外と親しみを感じているかも知れない。だが、恐らく現代日本人が異常なのだ。はっきり言おう、現代日本人が感じている皇室への親しみの情など、近現代において必要に迫られてつくられたものに過ぎない。

自分は今年で50歳になるが、それより下の世代の者などは、天皇及び皇室にはなんの興味、関心も持ってはいない、とほぼ断言できる。歴史オタク、なんちゃって保守オヤジ、オバさんが天皇及び皇室について俄か知識でしたり顔で語っているだけ、といのが落ちである。そのタチの悪さは、似非知識人のそれと同じだ。

話を急ぐと、早い話、史上天皇及び皇室が一番必要とされ、役に立った時代は、古代と明治維新だ。

今後も、もしかしたら、危機の時代には、天皇及び皇室が担ぎ出されることがあるかも知れない。

その程度のもの、と心得ておけば間違いない。

さて、今後の皇室のあるべき姿とは。特別なことはしなさんな、これに尽きる。皇室のことは皇室の方々にお任せしようではないか。典範等の内容も、皇室を中心にして、あとはほんの少数の信頼できる知識人、政治家が集まり、決めれば良い。

今後、税金の投入は必要ない。有志の篤志家が、頼まれずとも皇室を支えてくれるであろう。今の時代なりに、天皇の権威を利用したい者達に、たっぷりと利用させてあげればよろしい。戦国時代を例に挙げれば、信長、秀吉、家康は、天皇の権威を利用した代わりに、莫大な資金を提供した事実がわかり易い。

繰り返すよう だが、陛下には京にお帰りいただき、(ひっそりと)お暮らしいただきたい。

最後に、元号について一言。制度としての天皇制を廃止してしまうと、やはり現代における法的な意味での元号も残念ながら廃止としなければ、平仄が合わない。自分はそれで良いと思っている。曖昧な言い方となってしまうが、慣習として長く存続することを期待したい。それこそ正に、真の意味での伝統と言えまいか。

 

まとめ : 天皇は、憲法及び法律に規定される必要のない存在、と自分は考える。

強いて言えば、伝統に規定されるべき存在。

以上。

 

※ 

上皇陛下御退位前に発表したものなので、皇位継承順位関連部分等におかしな点があります。

 

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〈一言コメント〉

自分で言うのもなんだが、結構大事なことを述べている

皇位継承順位

皇室典範改正

首都機能一極集中 等々

どれも喫緊の課題だ

 

(令和2年4月5日)