孤独な人が抱えている世の中はSocial isolation(社会的孤立)として
うつ病や認知症・心疾患など論文は多数発表されている。
常に孤独を感じている人は通常よりも死亡率が30~50%高くなるといわれている。
孤独は『1日にタバコ15本吸うことと同等の健康リスクがある。
<社会的な孤独の種類>
・状況的な孤独
人間関係のトラブル、事故などや災害、家族やペットの死亡など
本人を取り巻く環境の変化を要因とした孤独
・発達性の孤独
人間は他人と親密な関係を築くことで充足感を得ている。
その一方で『ひとりになること』が高いレベルに成長していくためには
必要であり両方のバランスが崩れることにより孤独を感じるようになる。
・内面的な孤独
人間は単身でいること自体が孤独ではなく、他の家族や隣人と比較して
『自分はひとりぼっち』と認識することで孤独感が強くなる。
米国の保険会社Cigna(シグナ)が18歳以上の2万人を対象に
20項目のアンケートを行い、孤独スコアを判断した調査(2018)に
よると米国人のおよそ半数は孤独を感じており、意外なことに『Z世代(18=22歳)』
が最も孤独な世代という結果が出ている。
孤独感を下げるポイント
・適度な睡眠 ・家族や友人と過ごせる時間
・適切な運動量 ・満足度の高い仕事
(高齢者向けハウスシェアリング事業)
新たな同居家族の形態を作るハウジング事業も注目されている。
『Silver Nest』は米国で高齢者向けのホームシェアリング事業を
手掛けている会社で配偶者に先立たれたり子供が独立して単身生活している
資産家をターゲットとして広すぎる自宅の一部を共有できるホームメイトとの
マッチング、賃貸契約の手続き、家賃の決済管理などを行なっている。