虚しい。


とにかく虚しい。


全てが虚しい。


私の眼に映る
この世の全てが色褪せて見える。


貴方は理解できないはず。


何故なら、


私自身も分からないから。


どうすれば
この虚しさを拭えるのだろう。



一片の汚れのない

完璧な美少女を伴侶に娶れば、

私の、血の様にどす黒い
欲望を満たす御本を手に入れれば、

私が恋い焦がれる娘に
想いを打ち明ける勇気を
得ることができれば、

貴女の血の如く朱い紅で
私の唇を染められたら、

吸血鬼の如く
欲望という名の鮮血を
啜ることができれば、


この虚しさは
拭えるのだろうか。



私には分からない・・・。