親愛なるあなたへ。
介護施設で働いていた時のお話です。
私は、利用者さんと話をするのが好きでした。
ですが、
人不足で、業務も多くて、
ゆっくりコミュニケーションをとることは、
なかなか出来ませんでした。
そのため、
介助中に少しでも、お声掛けして、
会話をするようにしました。
あるとき
女性利用者さんの介助をして、
「〇〇さんの大切なものは、なんですか。」
とたずねたところ、、、
「自分」
と答えが返ってきました。
普段、口数の少ない方だったので、
大きな声で、即答されたことにも驚きましたが、
本当の気持ちであることが伝わってきました。
その方の旦那さんは、
彼女のことを大切にしており、
毎日、面会に来られていました。
自分を大切にするからこそ、
周りからも大切にされる。
そんな姿を見せてくれたように思います。
なかなか自分を大切にすることの出来ない私。
目の前には、様々な先生が現れてくれるものです。
私も、「大切なものは、自分!」と
胸をはって断言出来るようになりたいと思っています。
感謝と希望を込めて。