今日は久しぶりのフランス語ですが、なかなか内容がヘビーなので元気がない人は読むのはお勧めしません。


先日久しぶりに会社のチームでコーヒータイムをオンラインで実施したのですが、コーヒータイム冒頭から最近休みがちの同僚が開口一番で、

「今日はみんなに悲しいお知らせがあります。」

と語り始め聞いていたら、

パートナーさんが先週の土日にコロナに感染してお亡くなりになったという報告でした。


もともと、かなり重い自病があったようで3月に手術する際も、報告があったのですが、コロナ感染者は受け入れないコロナ以外を扱う病院だから安心と言っていました。が、手術後に病院でコロナに感染し、1ヶ月闘病の末にお亡くなりになったそうです。


かなりのヘビーな内容だったので、フランス人の同僚も唖然としていて話を聞き終わった後、10秒沈黙でした。


その後誰かが、お悔やみの言葉を言って、ゆっくり休むようにと、励ましの声をかけたのですが、


今ちょうど仕事が佳境らしく、

忙しく仕事をしているけれどこんな状態で、

J'ai un cerveau en compote. 

(脳がコンポート状態)

だから、色々行動や発言がおかしかったらごめんね。

と泣きそうな声で話していました。


とりあえず仕事は適当にやっておけばいいから心身を休めるよにと皆で言い聞かせたのですが、

かなり精神状態が心配です。

しかも、見た目はかなり若く見積もっても推定55歳くらいの方なんですが、お子さんがまだ15才と17才らしく、、、働かなくてはという気持ちが大きいのかもしれません。



コロナのせいで手術が延期になるという話はニュースで聞くのですが、手術出来てもコロナに感染してお亡くなりになるという事態も勿論あり、、、本来であれば命を落とさない人が、命を無くしていて、フランスのコロナ死亡者は10万人を超えてしまいました。


昔フランス語の先生がコロナに感染した際にかなり症状が重く、本来であれば入院だけど、フランスの病院は終わってるから、入院したら悪化して死ねから嫌だと言っていましたが、本当なのかも知れないと思ってしまいました。


何はともあれ、

コロナでお亡くなりになられた多くの方にお悔やみ申し上げます。





本題のcerveau en compoteですが、

コンポートはフランス人がデザートでよく食べるフルーツを原型がなくなるまで煮詰めたものです。フランスではリンゴのコンポートをよく食べます。


脳がコンポート状態ということは、脳が溶けてしまって元気がなく、弱っているという状態

を意味します。

これをフランス人が言ったら、相当疲れているということを昨日は身を持って経験しました。