昨日は久しぶりに、料理はせず、
お惣菜屋さんの出来合いのもで済ませたのですが、
久しぶりにお気に入りのお惣菜屋さんに行ったら、
artichaut(アーチチョーク)が売っていたので、買ってみました
日本ではなかなか見ない野菜ですが、
フランスでは手に入りやすいので自分で調理すればいいのですが、、、
正直食べる所が、ガクの根元の所と中心部の一部しかなかく、
ほとんどが捨てる部分なので何となく調理する気が失せる野菜です
が、ガクを一枚ずつ取って、
ちまちま食べるのさえ面倒だなぁと思わなければ、
味は結構美味しくて好きです
今みたいに家にいてゆっくりご飯を食べるしかない状況には最適な野菜だとは思います。
さて本題ですが、
フランス人は恋愛の話をしていると、
時々Avoir un cœur d’artichautという表現をします。
日本語で直訳をすると、「アーチチョークの心を持っている」となるのですが、
最初聞いたとき、どういう意味??と思いました。
調べると、「恋に簡単に落ちてしまう」という恋愛体質の惚れっぽい人のことでした
アーチチョークを食べたことがない人は勿論、
私みたいに何度か食べた事があっても、なかなか想像しにくいのですが、
この表現はアーチチョークの最大の特徴である、
ガクを一枚づつ取って食べる様子が、
自分の愛をアーチチョークのガクのようにたくさんの人に送るというイメージと
重なるからだそうです。
ちなみに、19世紀には以下のようなことわざもありました。
« cœur d’artichaut, une feuille pour tout le monde. »
(アーチチョークの心は、全員に一枚づつ)
ということで、アーチチョークは恋多き人をイメージする
バレンタインにぴったりな野菜ということでお惣菜屋さんでも売っていたようです(笑)
個人的には惚れっぽい人の恋愛はあんまり長続きしないイメージがあるので、
アーチチョークが恋愛の縁起物的な野菜かは不明ですが、
恋愛体質の人はいつも恋していて幸せそうなので、
それはそれで、私みたいにあんまり好きな人が出来ない人には羨ましい体質です