フランスのスーパーでは、
当たり前ですがカレーやシチューのルーは売っていないのですが、
この間スーパーでベシャメルソースのルーを発見したので購入してみました。
テレビでフランスのお料理番組を見ていて気が付いたのですが、
日本でカレーのルーと読んでいるルーはフランス語のRouxのことで、
実はフランス料理がオリジナルでした。
大分発音が違うので、まさかRouxのことだったとは想像もつきませんでした。
ちなみに、このRouxは日本の「ルー」の意味もありますが、
それよりも形容詞で「赤褐色の」「赤茶色の」と言う意味で使われることの方が多いです。
さて、購入したベシャメル用のRouxはMAIZENA社のもので、
この会社はフランスではコンスターチ(日本で言う片栗粉)で有名です。
作り方を見ると、
牛乳にこのRouxを適量入れたら、
2分間全力で混ぜると出来上がりと
とても簡単に出来ます。
中身は、日本のルーとは違い、
ちょっと大きめの粒状でした。
小麦粉と油の味しかしませんでした(笑)
そもそもフランスでRouxと言ったら、
ソースにとろみをつけるために、バターと小麦粉を炒めたものなので、
当たり前なのかもしれせんが。。。
ベシャメルソースもいいなぁとは思ったのですが、
今日はこれを利用して日本風のシチューを作って見ました。
牛乳だけだとちょっとコクが足りないので、生クリームも半分いれて、
コンソメキューブを入れたりと、日本のシチューのルーとは違うので
自分で味は作っていかないといけないのですが、
案外日本のシチューに近いもの出来て美味しかったです
それにしてもフランス料理のRouxが
日本で大きな発展を遂げて、
フランスよりも普及して、美味しく便利なものとして
日本人の家庭には欠かせないものになっているのは驚きです
フランス人はお料理番組を見ていると、
ベシャメルソースを手作りするのは普通の家庭料理なので
作るのは朝飯前みたいなので、
日本みたいな市販のルーは買う人はいないのかもしれませんが、
案外慣れないと小麦粉とバターが焦げてしまったりと
結構痛い目にあっています