2週間前に、今のところ人生で最初で最後になって欲しい、
スリに遭遇した経験をブログに書きましたが、
今日は私がこの事件以降から行っているスリに狙われにくくなる
外見について少し紹介しようと思います。
1年前、スリに未遂にあったとき、
正直何故自分が狙われたのか?と率直な意見を同僚に聞いてみました。
その際、50代くらいのフランス人男性の同僚に、
「服がフランス人の流行のもとは違うからだと思うよ。」
とあっさり指摘されました(笑)
その日の外見は、
フランスの国旗の色と同じブルーの丈が膝がちょうど隠れるくらいの
シャツワンピースに、FOSSILのブルーベースの鞄でしたが。。。。
私も長年フランスを離れていたし、今住んでいるのはパリで田舎よりはもう少し
お洒落に気を使う人が多いと思って油断していましたが、
3か月くらい経って、やっぱりこの格好は浮くということを実感しました。
正直20年前とお洒落のスタイルがほとんど変わっていないということに気が付きました。
まず、女性は基本的にスカートよりもズボンを履いている人が多く、
しかもスキニー系のぴったりしたもので黒かジーンズが多いです。
スカートの人もいますが、割合で言うとやはり少なく、
しかも年齢に関わらずミニスカートのタイトの人が多いです。
トップスもとてもシンプルなものが多く、
レースが付いているものを着ている人はほぼおらず、
お金がない学生は白いTシャツやボーダー、
社会人でも柄物のトップスは日本人が着ると老けて見えるであろう
暗い色目の柄ものシャツやノースリーブをよく見ます。
そして春先や秋先は大体の人がこのスタイルに黒い革ジャンか、
山で着るような機能的な上着。。。
そして極めつけは、黒の小さ目な鞄。
コートも黒か紺の人が多いです。
少しお洒落な人だと、このシンプルなスタイルに、
首に巻くマフラーや眼鏡に刺し色を持ってきたりしますが、
年配の人に多いスタイルで、若者は本当にシンプルです。
年齢が上がるにつれて、派手な色で凝った服を着るというスタイルは今も昔も健在です。
20年前とあまり変わらない服装スタイルです(笑)
でも、スタイルがいいフランス人がパリの街で着ると何故かお洒落に見えてしまうという現実は今も昔も同じです。
髪型も同じで、前髪を作っている人はあまり見ません。
前髪を作っているのは子供か、年齢が妙齢か大人びた顔の人が多いです。
これは結局、20年前も今も、
フランスで魅力的な女性像があまり変わっていないからだと私は思っています。
フランス人男性が魅力的に感じる女性は、背が高くて、知的で、自立しているカッコイイ女性だとこの間テレビで話していました。
全然日本とは違うんですよね。
日本だと、背が低くて、愛嬌があって、若い感じの可愛い女性が一般的に好まれますが。。。
勿論フランス人も、日本人も各々好みはそれぞれだと思うので全員が全員この好みではなく、あくまでも一般論です。
ただフランスは専業主婦になる人は昔から少なく、結婚という制度にもあまり縛られないので、男性が求める理想像は日本とは大分違うのは確かです。
ということで、フランス人女性は、フランスで一般的な女性の理想像である
カッコいい服装をしている人が多いです。
男っぽいというのとはまた違うのですが、フリフリだったり、レースだったり可愛い感じの服はほとんど見ません。
その代わり、セクシーさを出すために、デコルテを強調したり夏場は肌を見せる服装をしている人が多い気がします(笑)
もちろん下品にならないギリギリな線のようですが、日本人からするとちょっと露出が多いかな?とは思います。
上記のような分析を私はした結果、
私は自分の外見に以下の改善を施しました。
- スカートは一切やめて、ラインがはっきりするジーンズや黒いパンツをメインで履くようにする
- トップスも日本から持ってきたパステルカラーやレースが付いた凝ったものは諦めて、色は地味目で一色のものか、はっきり言って日本人が着ると老けて見える全く華やかさがない暗めの色をベースにしたシャツ等で、MONOPRIXやH&M等ロープライスのもの
- 鞄も明るい色ではなく、暗めな色で小さ目のもの
- 上着は春、秋は黒い革ジャン
- 冬は黒か紺のダウン
- 前髪を作るのをやめる
- 髪はおろすか、飾りがついたゴムを使わず下の方でポニーテール
- メイクは、口紅だけでほぼしない
- 日本ではちょっと敬遠される強めの香水をつける(笑)