日本スケート連盟  フィギュアスケート世界選手権の選考対象選手を発表  今季からの試み

  日本スケート連盟は18日、フィギュアスケートの全日本選手権(21日開幕、長野)を前に、現時点での世界選手権(来年3月、カナダ)代表選考対象選手らを公表した

 

  最終の選考対象選手は全日本選手権大会の競技結果により決定するが、世界選手権など選考のプロセスを明確にするために、今季から新たに導入した取り組み

 

  男子は世界選手権連覇中の宇野昌磨(トヨタ自動車)が最上位候補となっており、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)の名が続いている。女子は世界選手権連覇中の坂本花織(シスメックス)が最上位候補で、吉田陽菜(木下アカデミー)の名が続いている

 

  世界選手権の男女シングルの代表選手選考は、まず全日本選手権大会優勝者が決定。続いて全日本選手権2位、3位の選手、GPファイナル出場者上位2名、全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンベストスコア上位3人のいずれかを満たす者から綜合的に判断して1名を選考。さらにここまで名前が上がった選手やISUのワールドランキングなども考慮して3人目を決める

 

  今回のリストでは、2人目、3人目の枠について、上位の選考により繰り上がる可能性がある選手も含めた各対象選手を発表。男子は宇野、鍵山、三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)、佐藤駿(エームサービス・明大)の4人が候補入り。友野一希(上野芝ク)は3人目の候補の1人として名を連ねた

 

  また女子は坂本、吉田、渡辺倫果(TOKIOインカラミ・法大)、住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)、松生理乃(中京大)の5選手が2人目の候補に入った。昨季の世界選手権代表の三原舞依(シスメックス)は3人目の候補の1人として名が上がっている