20歳住吉りをんは『王妃のよう』快挙を生んだGP衣装を米デザイナー称賛『彼女に似合っている』
住吉りをんがGPフランス大会で3位に
現地時間5日まで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス大会で、20歳の住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)が女子シングル3位に入った。フリー(FS)で国際スケート連盟(ISU)公認の国際大会では、日本女子史上初の4回転トウループを着氷する快挙。その裏で、米デザイナーは『王妃のような役柄を演じた』と衣装に注目している
住吉の衣装を講評したのは、独自の分析でフィギュアファンに知られる米国のファッションデザイナー、ニック・ベレオス氏だった。自身のブログでフランス大会の女子シングルの衣装をジャッジした。赤いドレスに精巧な刺繡などの装飾が入った住吉のショートプログラム(SP)についてこうつづっている
『全体として、彼女はエキゾチックな音楽に合わせてシェヘラザードのような役柄を演じた』
『千夜一夜物語』の王妃になぞらえたようだ。一方、アクアマリンを基調とした緑色の装飾が施されたFSの衣装には、『彼女に似合っているし、アクセサリーをつけすぎなかったことにも私はハッピーだ』と称賛した
べリオス氏は、5位だった樋口新葉にも脚光を浴びせた。FSの青紫の衣装が『とても素敵だった』と注目。こう続けている
『大胆な色が素晴らしく、特にスパンコールが良かった。側面のディティールがとても気に入った。月のように見えたけど……若しくは星のようなものだろうか?』
住吉はSPで5位発進すると、フリーでは4回転トウループも決めて全体トップの136.04点をマーク。計197.76点で2季連続となる同大会での銅メダルを獲得した。樋口は計190.02点で5位、18歳の千葉百音は164.76点で9位だった