『歓喜の涙に変わった』三原舞依のGPファイナル初優勝初Ⅴに海外メディアも称賛!『彼女はハートのチャンピオン』
現地12月10日、イタリア・トリノでフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル女子フリーが行われ、日本の三原舞依が初出場初優勝を果たした
国際スケート連盟(ISU)公認大会のGPファイナルで日本人の優勝は2018年の紀平梨花以来4年ぶり。村主章枝、浅田真央、紀平に続く4人目の快挙となった。世界女王の坂本花織は、ジャンプのミスが続き、まさかの5位。初出場の渡辺倫果は4位だった
女子唯一のGP2連勝で、念願のファイナルに初進出を果たした三原は大舞台でも安定感ある演技が際立った
冒頭からミスなくジャンプを連続で跳び、シーズン前から“かっこいい女性”を意識した表現力で情熱的なパフォーマンスを見せる。スピン、ステップも全て最高評価のレベル4を獲得。後半のジャンプで一つミスが出たものの、クオリティが高い演技で終えた。得点は133.59点で1位、合計208.17点でファイナル初優勝。GPシリーズを含めて3連勝で頂点に立った
優勝した三原はISUの取材に対し、『観客のみなさん、コーチ、家族、そしてファンのみなさんに感謝しています』とコメント。『自信はなかったのですが、コーチから「(グランプリ2勝でポイントが)30点持っているのは舞依だけど、この30点はラッキーだよ」と言われ、集中してファイナルに臨むことができました』と、中野園子コーチのアドバイスが効き、良いモチベーションにつながったことを明かしている
続けて、『今まで表彰台に上がれなかったかという思いがあったので、本当に一生懸命練習して、ここで滑れるだけでもありがたい。幸せだという気持ちを表現するように心がけました』と表彰台のトップに上がれなかった今までの思いを巡らせ、感慨深げに答えた
三原のGPファイナル初優勝は、海外メディアも注目している。欧州衛星放送局『EURO SPORT』は、『マイ・ミハラがGPチャンピオンに輝いた』と報じ、『ミハラは演技直後、ミックスゾーンですすり泣く姿が見られていたが、カオリ・サカモトがいくつかのミスを犯し、116.70点に留まったため、すぐに歓喜の涙へと変わっていった。今シーズン3度目のグランプリ優勝だ』と称賛。この結果について、同局に対し『自分でも驚いていますし、信じられないくらいです』とリンクサイドで語っている
別メディアで中国の国営通信社『新華社』は、『四大陸選手権2度優勝のマイ・ミハラがGPファイナルデビュー戦で優勝した。ミハラは「私にとっては驚きだし、信じられないことだし、ここにいられてとても幸せだし、観客、家族、コーチ、ファンのみんなにとても感謝している』とし、ニューヒロイン誕生を称えた
海外フィギュアスケート専門メディア『Inside Skating』は、表彰式の写真をツイッターに投稿。『マイ・ミハラはチャンピオンであるだけでなく、ハートのチャンピオンでもある』とし、病気でスケートができない時期を乗り越え、世界トップの舞台で頂点を掴んだ三原を称賛している
満面の笑みで金メダルを掴みとった三原。次の舞台は今月22日から開幕する全日本選手権(大阪)で国内女王を目指す。“マイ・スマイル”が再び炸裂するのか、大いに期待したい
グランプリファイナル開幕前(現地時間)、ロシアメディア(Sport24)がグランプリファイナル女子シングルの優勝候補の本命に三原選手を指名していました。三原選手のグランプリファイナル初優勝をロシアメディアが的中させたことになりますね。トゥクタミシェワ選手も三原選手にエールを贈ったとか