『彼を一言で表すと“キング”』 羽生結弦をメドベージェワが絶賛! 『誰もができるわけじゃない』と称えた能力とは?

 日本の“アイス・プリンス”に元世界女王から熱いエールが送られた

 

 右足首の負傷でグランプリ(GP)シリーズを欠場し、今後は五輪代表選考を兼ねた全日本選手権にエントリーしている羽生結弦。今季は来年2月に北京五輪を控えるが、まだその姿をリンク上で見せられておらず、世界中のファンにとってもどかしい状況が続いている

 

 そんななかで、羽生について語ったのが、2016、17年の世界女王で平昌五輪銀メダリストに輝いたエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)だ。かつてはともにカナダ・トロントのクリケットクラブを拠点としていた“同僚”でもある

 

 12月2日に五輪公式サイト『Olympic Channel』に掲載されたインタビューでメドベージェワは、羽生の滑りに対して『自身の怒りを適した時と場所(氷上)に持って行く能力がある』と独自の見解を示し、『彼はその頭の中にある何かをジャンプに反映させていると思う。誰もがこれをできるわけではない』と指摘した

 

 また、同サイトのインタビュアーから『彼を一言で表すとしたら何か?』と問われ、『彼はキング。そう思っているのは私だけじゃないと思う』と尊敬の念を込めてコメント。やはり世界のトップに立ったメドベージェワにとっても、羽生の存在は特別なものがあるようだ

 

 先日は、急拡大する新型コロナウイルスの新たな変異株『オミクロン株』の影響で、グランプリ(GP)ファイナルが中止に追いやられた。まだ先行き不透明な状況が続きそうだが、はたして羽生の演技が見られるのはいつになるのだろうか。ケガの回復を願うとともに、その美しいパフォーマンスを期待して待ちたい