トゥクタミシェワ、母国重鎮は世界新ワリエワ以上に絶賛 『天才です!』 『夢中になる』

ロシアの重鎮タラソワ氏『信じられないほどの作品です』

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦ロシア杯は27日までソチで行われ、女子シングルでは15歳のカミラ・ワリエワが優勝。2位エリザベータ・トゥクタミシェワ、3位マイア・フロミフとロシア勢で表彰台を独占した。母国の重鎮タチアナ・タラソワ氏は、優勝したワリエワを称えながらも、トゥクタミシェワについても『みんな彼女の滑りに夢中になる』 『天才です!』などと絶賛している

 

 ロシアメディア『sport24.ru』は『ワリエワの精巧な演技。トゥクタミシェワが観客を盛り上げると、私たちはみんな彼女の滑りに夢中になります』とタラソワ氏のコメントを見出しにとって記事を掲載している

 

 タラソワ氏はまず、SP、フリー、合計点の全てで世界最高得点を叩き出したワリエワについて『精巧な演技。彼女は単純に素晴らしく滑ります。技術面で大変難しいプログラムがとても軽快で優雅に演じられています。信じられません!』などと称賛した

 

 その一方、12月に25歳を迎えるトゥクタミシェワについては『リーザが観客を盛り上げると、私たちはみんな彼女の滑りに夢中になります。これも苦心して作り上げた信じられないほどの作品です。そういった滑りに関してすべてのコーチたちを祝福します』と、優れたプログラムを作り上げてきたことを称えた

 

ワリエワ称えながらも熱弁止まらず『リーザは困難に後退りしません』

 また同国メディア『championat.com』も『ワリエワは――素晴らしい、でもトゥクタミシェワがどれほど素晴らしいか! 天才です!』と、タラソワ氏のコメントを見出しにとって記事を掲載している

 

 ここでもタラソワ氏はワリエワを称えつつ、トゥクタミシェワの素晴らしさについてそれ以上に絶賛。『リーザはトリプルアクセルとともに自身のSPを滑りました。ええ、彼女は偉い、困難に直面して後退りしません。! 立派です!』 『ワリエワは――素晴らしい。でもトゥクタミシェワがどれほど素晴らしいか、天才です! すべてのコーチたちを祝福します!』と熱弁したことが伝えられている

 

 女子フィギュア界ではベテランの域に達しながら、未だ第一戦で滑り続けているトゥクタミシェワ。この大会でもSPで80.10点、フリーで149.13点を記録。ファンを沸かせたリーザの演技は、重鎮タラソワ氏の目にも光って見えたようだ