現地時間27日に終了した世界選手権。日本は22年北京冬季五輪出場枠を男女シングル3、ペア、アイスダンス1と全種目の冬季五輪出場枠を確保しました

 

ネイサン・チェン選手が優勝したにもかかわらず、アメリカ男子は現状では五輪出場枠は2で、複数枠(3)を獲得するためには9月に行われるチャレンジャーシリーズ・ネーベルホルン杯に出場しなければいけないのです。なぜなら、オリンピックシーズンに行われるネーベルホルン杯は、北京冬季五輪最終予選となるからです

 

アメリカ男子はヴィンセント・ジョウ選手がフリーに進めなかったことが痛かったと思います。彼は足にケガを抱えながらの世界選手権出場となり、結果、フリーの進めなかったのです。もし、彼がフリーに進んでいたら、総合順位は関係してくるかもしれないけれど、複数枠(3)は取れていたかもしれません。そう思うと、気の毒でなりません

 

日本は男女シングルで北京冬季五輪出場枠3を確保(女子はギリギリでの出場枠3を確保)しただけではなく、カップル競技(ペア・アイスダンス)でも北京冬季五輪出場枠1を確保しました

 

この時、私はこう思いました。『表彰台に乗れなかったにしても優勝できなかったにしても、北京冬季五輪出場枠3を確定させた日本男女はすごいとおもうし、男女シングルだけではなく、カップル競技(ペア・アイスダンス)でも北京冬季五輪出場枠1を確保できたことはすごい』と