THE ANSWERから(2月20日付)

 

 

ザギトワ&メドベは復活できるか 24歳トゥクタミシェワ『可能。私はもっと悪かった』

トゥクタミシェワが復活の鍵に言及『私は抜け出すことができました』

 フィギュアスケートの2014年グランプリ(GP)ファイナル&15年世界選手権女王エリザベータ・トゥクタミシェワは、アリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワ(いずれもロシア)の復活の可能性を語った。通信社Rsportsのワシリー・コノフ記者がインタビュー。その様子を自身のYouTubeチャンネル『KonOff』で公開している

 

 2人は再びトップレベルに戻ってくるのだろうか。平昌五輪で金メダルのザギトワと銀メダルのメドベージェワ。近年は不本意な成績に沈み、競技会で上位争いはできていない。『ザギトワとメドベージェワが競技できるレベルにまで戻ることは現実的か』と聞かれたトゥクタミシェワは、こう答えている

 

 『自分のキャリアを考えると、全てが可能だということができます。なぜなら、私はもっと悪い状況だったと思いますし、私はそこから抜け出すことができましたから。私にはそのためのための願望とエネルギーがありました。もし彼女たちに願望と目標があれば、十分な競技レベルに達するために全ての障害を乗り越えることができるでしょう』

 

 ザギトワは昨年から司会者や学業などに奮闘中。メドベージェワは今年に入って摂食障害に苦しんでいたことを明かしていた

 

トゥクタミシェワがモチベーションを失わない理由『私にはその感覚がある』

 昨年12月に24歳となったトゥクタミシェワは、10代の選手が席巻する女子フィギュア界で今なお戦い続けている。『モチベーションはどこにありますか?』という質問には『自分がこの年齢まで現役を続けられる数少ないスケーターの一人であるということと、それが可能だということをしばらくの間見せたい』と説明。さらにこう続けている

 

 『私には若い選手やフィギュア界の若返りに反して、フィギュアスケート界において何かしらの役割を果たしていると思います。私はほんの少し目立っている。そして、滑り続けてファンを喜ばせ、まだ自分が全てを出し切っていないということを見せる。それで十分です。私にはその感覚があります

 

 来年の北京五輪出場を狙っているベテラン。ファンを喜ばせることも一つのモチベーションのようだ