THE DIGESTから(1月17日付)

 

 

男子SPはネイサン・チェンが4回転2本着氷で首位!衣装チェンジの理由は『皆さんご存じのように…』【フィギュア全米選手権】

5連覇を狙い、SP113.92点で首位発進

 現地時間1月16日、全米選手権がラスベガスのオーリンズ・アリーナで大会3日目を迎えた。新型コロナウイルスの影響を受けて無観客で行われている同大会で、この日は男子のショートプログラムが行われた

 

 注目は第15番滑走で登場したネイサン・チェン・同コンペティションの5連覇を狙う21歳は、グランプリ・シリーズのアメリカ大会での構成(4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセル、4回転フリップ)からさらに難度を上げ、4回転ルッツ、トリプルアクセル、4回転フリップ+3回転トゥループという構成で臨んだ

 

 白いシャツに黒いパンツで、やや緊張した面持ちで氷上に登場したチェンは、演技後に『序盤は少しフットワークが噛み合っていなかった』と語った。しかしマタドールをモチーフにした音楽に乗せ、跳び蹴りを入れるなど、GPアメリカ大会よりもダイナミックさを増した演技を披露。最高難度とされるジャンプ構成も難なくクリアし、113.92点で首位に立っている

 

 

 GPアメリカ大会では黒いジャケットを着て演技していたチェンだが、今回は身につけていなかった。演技後にその理由について尋ねられると、『皆さんご存知のように、僕は無地でシンプルなものが好きなんだ』と笑みを交えてコメント。全身を使った、のびのびとした演技を優先した選択のようだ

 

 2位は、こちらも4回転ルッツ+3回転トゥループ、4回転サルコーとクワドジャンプを2本着氷したヴィンセント・ジョウ(107.79点)、3位には4回転無しの3回転ジャンプ(3回転フリップ、トリプルアクセル、3回転ルッツ+トゥループ)で臨みながらも、魅せるプログラムを披露したジェイソン・ブラウン(100.92点)が続いた

 

 4位にはヤロスラフ・パニオット(83.74点)、5位にはマキシム・ナウモフ(83.53点)、樋渡知樹は75.51点で9位につけている

 

 翌日にフリースケーティングが行われ、最終順位が決定する