THE ANSWERから(12月3日付)

 

 

トゥクタミシェワ、3A不調のコストルナヤに言及『助けを求められたらもちろん助ける』

GPシリーズ第5戦では3回転アクセルを決めて優勝

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦・ロシア杯で初優勝したエリザベータ・トゥクタミシェワ。3回転アクセルを成功させるなど見事な演技を見せた23歳は、最近の大会で3回転アクセルを回避しているアリョーナ・コストルナヤ(ともにロシア)について『もし助けを求められたらもちろん助ける』と語っているようだ。ロシアメディア『gazeta.ru』が報じている

 

 GPシリーズ第5戦ではショートプログラム(SP)で冒頭の3回転アクセルを成功させるなど、74.70点で2位発進。背中に『愛』の文字を施した黒い衣装で臨んだフリーでは、148.69点をマーク。合計223.39点で初優勝を果たした

 

 『gazeta.ru』は、記事でトゥクタミシェワのインタビューを掲載。新型コロナウイルスの影響で自主隔離期間があったにも関わらず、3回転アクセルを見事に決めたことについて尋ねられた23歳は、『私はこのジャンプのために多く練習しました、そして今3回転アクセルはより良いものとなりうれしいです』と語っている

 

 同じく3回転アクセルを武器にしていたコストルナヤは、国内大会のロシア杯第4戦でジャンプを回避。ロシアメディアでは復活について取り沙汰されていた。トゥクタミシェワは、自身とコストルナヤの昨年の3回転アクセルの違いについて尋ねられ、こう答えている

 

コストルナヤから助けを求められたら『もちろん助けます』

 『私たちは(お互いに)異なるテクニックを持っています。違った様に跳ぶので、それに応じて、ジャンプの感覚も違っていて、違った光景になります

 

 選手によってジャンプは違うものであると説くトゥクタミシェワ。インタビュアーに『もし、アリョーナがあなたにその3回転アクセルを復活させる秘密を密かにアドバイスしてほしいと頼んだら、あなたは助けますか?』と聞かれ『ええ、もちろんです』と回答している

 

 『私たちには、誰かが誰かと話をしなかったり、何かを言わずにおかなかったりする、ということはありません。もし、誰かに助けを求められたら、もちろん助けます

 

 実際に助言する機会があるかどうかは定かではないが、トゥクタミシェワは競技者同士で切磋琢磨していく姿勢を見せていた