THE ANSWERから(1月25日付)
https://the-ans.jp/news/49990/
フェルナンデスが『恋しくなる』 オーサー氏が思い出を回想
『彼は完璧なモデルだ』
最後の大会に帯同するオーサー氏が米メディアの
インタビューで思いを語る
フィギュアスケートの欧州選手権(ベラルーシ・ミンスク)は24日、男子ショートプログラム(SP)で今大会を最後に引退を表明しているハビエル・フェルナンデス(スペイン)は91.84点で3位だった。26日のフリーで逆転を狙うフェルナンデス。長きにわたって指導を続けてきたブライアン・オーサーコーチも今大会に帯同しており、フェルナンデスとの思い出を振り返っている
米放送局『NBCスポーツ』がオーサー氏のインタビューを掲載。フェルナンデスへの思いを語っている
同時期に全米選手権も行われているが、フェルナンデスが最後であることから帯同することを決めたというオーサー氏。愛弟子の引退には特別な意味を感じているとコメントしている
フェルナンデスが、両親やほかのスケーター、そしてクラブ、あらゆるものに『愛されている』と語るオーサー氏。今回の欧州選手権に向けても、普段と変わらず賢明な練習を続けていたという。『彼のスピリットが恋しくなる』と名残惜しさも口にしている
コーチとしての素養も太鼓判
共に歩むようになって今季で8シーズン目。偉大なことを成し遂げてきたと、オーサー氏はこの功績に拍手。そして『彼は男子スケートが目指すべき、完璧なモデルだ。彼のファンはずっと増え続けている』と称賛。さらに『彼はスペインでのショーやスケーティングキャンプを通じて、母国にスケートを広めている』と熱心な普及活動を行っていることも称えている
またオーサー氏はフェルナンデスが、すでに素晴らしいコーチとしての適性を備えているとも語っている。フェルナンデスがロシアの名伯楽アレクセイ・ミーシン氏のもとで学び、ほかのスケーターに教えているシーンに立ち会い、『非常に誇らしかった。彼は素晴らしいコーチになるだろう』とコーチとしての素質にも太鼓判を押していた
二人三脚で歩み、数々の輝かしい実績を残した師弟。羽生結弦(ANA)やエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)ら多数の有望選手を抱えるが、フェルナンデスとの絆はオーサー氏にとってまた格別なものがある。26日のフリーで、競技者としての最後の演技を目に焼き付けるつもりだ