ハビエル・フェルナンデス選手

THEANSWERから(12月26日付)

https://the-ans.jp/news/47275/

 

引退目前フェルナンデス、年始にトロントで最後の練習 『お別れを言えるのは幸せ』

 

スペイン紙がフェルナンデスのインタビュー掲載

 フィギュアスケート、平昌五輪銅メダルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)は今季限りでの競技引退を表明。1月の欧州選手権(ベラルーシ)が最後の公式戦となる。同じブライアン・オーサー氏に師事した羽生結弦(ANA)の盟友として、日本でも愛されたフェルナンデスはスペイン紙のインタビューで、欧州選手権に備えて年始にカナダ・トロントのクリケットクラブに最後の挨拶に訪れることを明かしている

 

 いよいよ現役スケーターとしての最後の時が迫るフェルナンデス。インタビューしているのはスペイン紙『AS』だった。フェルナンデスの『僕は引退した。だが、異なる形でフィギュアスケートに生き続けるだろう』というコメントを見出しに、インタビュー記事を掲載している

 

 6度の欧州チャンピオン、2度の世界選手権金メダル、そして平昌五輪の銅メダル・・・・・・。そんな輝かしい実績を振り返ったフェルナンデス。自身の最高の演技には羽生を2位に抑えてフリーで逆転優勝を飾った2016年の世界選手権(ボストン)を挙げている

 

 そしてインタビューの最後では、トレーニングのために年始にトロントを訪れることも明かしている

 

その時がブライアン・オーサーの元での最後のトレーニングとなるだろう

 『その時がブライアン・オーサーの元での最後のトレーニングとなるだろう。だが、その場所でお別れを言えるというのは幸せなことだ。どのプログラムにするか選ぶことになるし、過去の2つのものを使用するかもしれない』と語り、最後を飾るにふさわしいプログラムを選択するという

 

 『欧州に全力を注ぎ込むことになるが、もしそれができなければ、大会に参加することはないだろう。少ししかトレーニングはできていないが、そこ(欧州選手権)では決してスケートを止めることを許さず、好調を維持させてくれる』と語り“引退大会”となるが、全力を注ぎ、有終の美を飾るつもりだ

 

 今後もフィギュア界には関わっていくとはいえ、一時代を築いたスケーターの区切りの時。トロントではオーサー氏を始め、羽生やメドベージェワらとどんな会話を交わすのか。ファンにとっては見逃せない時間となりそうだ