私が一番尊敬する中村哲医師について書かれた本、宮田 律 著『武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方』は、小学校高学年以上対象とありますが、私のように世界の様々な情勢に恥ずかしくも無知無関心のまま歳をとった大人(私だけかもしれませんが)にこそ読んでほしいです。

アフガニスタン人やイスラム教についての他に、世界の戦争の流れ、9.11、対テロ戦争、日本も加害国である湾岸戦争やイラク戦争などについて、またアメリカを中心に、イラク、イラン、イスラエル、シリアなど様々な国と国の関係についてもわかりやすいです。

憲法9条や自衛隊についても書かれています。


イスラム教の国で活動していた中村哲医師はクリスチャンでした。
分かり合えないわけではないのです。
それは決して決して平坦な道のりではないですが、中村医師が生涯をかけて実際に示してくれました。


※中村哲医師の活動についてはDVD『荒野に希望の灯をともす』がお勧めです。



そして中村哲医師関連ではないですが、戦争についての本で、A.J・ノチェッラ二世 他2名 編『動物と戦争: 真の非暴力へ、《軍事―動物産業》複合体に立ち向かう』も一人でも多くの方に読んでほしいです。
本文はもちろんですが、本書の訳者の井上太一氏のはしがき/あとがきに代えてもは必ず読んでほしいです。