気が付くのが遅かった。
俺はいつもそうで、
いつも置いていかれる。
触れそうだったその背中は、いつのまにか、何処か遠く感じてしまうようになった。
いや、はじめから俺が見てたのは幻だったのかな…
ただもう一度、その姿に近づいてみようと、俺はそう思う。
もしそれが苦しそうな時、闇に落ちそうな時、
その時は俺が手を差し伸べよう。
俺が今、何をするのが一番いいかはわからん。
が、自分の感情に素直になってもいいかなと。
夜が明けた時、空を照らす朝陽が少し眩しく感じた。
そのまぶしさに目が眩んで、
俺は大事なモノを見失った。
俺はまだ夜が明けてない。
