【今日のポイント】
・鉄筋の入った壁の数が多いので
ファミリータイプよりも
単身者向けマンションの方が強い
単身者向けマンションのメリットに
強度があります。
これは意外と理解していない人も
多いのですが、
よくある3LDKの間取りの
ファミリーマンションを例にご説明します。
3LDKのマンションというのは
3つの部屋と1つのリビングダイニング
から成り立っていますが、
それぞれの部屋を区切る壁には
鉄筋が入っていません。
合板といわれる板で壁になっています。
壁の内部に鉄筋が入った壁というのは
お隣さんとの間の壁だけです。
※そうではないマンションも有ります
何が言いたいのか
勘の良い方は、もうお分かりですよね?
例を挙げましょう。
200平米の土地に建つマンションが2つあります。
1つは20平米の単身者向けマンション
1つは50平米のファミリー向けマンション
どっちが鉄筋の入った壁が多いでしょうか?
答えは簡単ですね、単身者向けマンションです。
イメージしやすいように
廊下やエレベータ-スペースなど
共有部分を無しで考えてみてください。
200平米の土地なら
20平米の部屋を1フロアーに10部屋作れます
一方、50平米の部屋は4部屋しか作れません。
お隣さんとの壁(鉄筋の入った壁)の数は
圧倒的に単身者向けマンションの方が多いです。
理解出来ましたでしょうか?
このような理由から
単身者向けマンションというのは
強度にも優れています。
1階~10階は単身者向けマンションで
上層階はファミリー向けの広めの部屋
というマンションも多いですが
これは強度にも一役かっているわけです。
※ファミリー向けマンションでも
免震構造などを取り入れていて
単身者向けマンションよりも
耐震強度が強いマンションは沢山有ります。