タイトル合ってるか微妙ですが・・・最近実家で20年以上眠っていたレコードプレーヤQL-7Rを回収しました。正常動作に期待していなかったのが本音で、実際味見で動かしてみると回転不安定、この機種の特有な故障モードである高速回転も一度発動しました。でもまぁ回転不安定が聴感上どう感じるか確認すべくとりあえずアンプに接続。その後はアースのおまじないもあってか何故か回転は安定しました(この機種はモーターの筐体もアースとるタイプ)
最初仮環境でカートリッジはAT-120Eaを付けてましたが、他に約30年冬眠させていたカートリッジがあります・・・V15typeIIIです。これは知人から針折れ品を譲り受けたもので、針が無いので聞くことが出来ずに置いてました。何となく手持ちのプレーヤDP-45Fに合わない気がしたのも本音です。で色気出してこれを使ってみようかと思ったら、定番のJICOの針がどんどん高級化して手が出しにくい値段になってます。何せ使えないかもしれないカートリッジに万は出せないので動作確認用程度にPandMの針を調達・・・しかも丸針w まぁ久しぶりのMMタイプのカートリッジなので繊細さよりもパワー感が欲しかった事、もともとシュアの古いカートリッジは負荷容量が大きいので普通のアンプ、プレーヤだとハイ上がりになりやすいので、楕円針でなくても良いかと思った次第。針圧1.25gでまぁバランス良く聞こえてます。だだこの記事書くのに資料よく見てみたら適正針圧はオリジナルの針と異なり1.5~2.5gでした・・・明日以降弄って音の変化楽しんでみます
こう書くと何が邪道か分かりにくいですが、カートリッジが発売されていた当時ですら純正針が1万円してたのに、たった5千円のPandMの針を使うのはどうなのよって事です。人によってはV15に対する冒とくにも思える暴挙です。しかもそれでも良い音に聞こえるのは当方の耳がおバカか、素材が良すぎて適当な調理でも美味しくなってる状態かw どっちにしてもV15の真の実力に触れていないのは間違いないです。どこまでがオーディオを楽しむ上で許されるのか解釈は色々あるかと思います。ただこのカートリッジ、発売時のコピーがこのカートリッジは自身固有の音を持ちませんだったそうな。あくまで原音再生を目指したものであると。しかしTypeIIIはもっぱらジャズ向きとの評価を得ており、当方が聞くのはJPOP(最近の言い方だとCityPop)なので、自分良ければそれで良しとここには書いておきますww
プレーヤQL-7R('76~'77位?)当家のはメーカーロゴ文字が角ばってる初期型
V15typeIII('73~'78位?)当家のは後期型
’24.6/2追記)
PandMの針はカートリッジ本体との勘合が甘くぐらつくのは色々な所で報告されています。当家でもよく見ると結構遊びがありました。そのためかボーカルでサ行やツの音の再生に難があります。針圧重くして少し緩和しましたが完全な抑制には至らず。しかも右側の症状が強いのでアンチスケーティングを針圧とずらして調整してもなかなか良い感じにはなりません。各所の報告でも音が歪みやすい、外れ個体が多いのはこの辺も関係している気がします。使いこなしもオーディオの楽しみなのでぐらつき防止を試して音の変化を感じたいと思います。下記引用blogにもありますが写真で付いてる針カバーも外してみよう。そういう意味ではこの針はピュアオーディオとは一線を画すお気楽用と割り切って使う必要がありそうです
’24.6/23追記)
ついでにプレーヤに憑いていたが音出しすらしなかったMP-11もどきも入手22年経過で漸く音出し。実はV15の調整玉突きの中で何度か音出しにトライしたけど機嫌悪く再生不能・・・色々弄って(と言ってもシェル変えてリッツ線をがっちり接触取っただけ)漸く音が出ました。当家の個体は本体がMP-10Jで針だけMP-11の楕円針が憑いている仕様(オリジナルもこうなのか?)。音は楕円針の割には低音の押しが強い(AT-120Eaは高音寄りで逆のキャラ)。音の華やかさに少し欠けるので常用はやはりV15かな