小沢氏と消費税増税 | 消費税増税に関して

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財政再建の切り札として、消費税増税が話題に上がったのは2011年の国会です。政府与党が消費税増税の素案を作成したのです。そして、2012年3月に消費税増税を含む税制抜本改革の内容を定めた法案を提出しました。

民主党の元党首である小沢一郎議員の態度が注目を集めています。
それは野田政権が消費税増税に政治生命を賭けると明言したことに関連しています。
民主党として消費税増税を勧めていく上では小沢氏の協力がぜひとも必要なのです。
2012年の5月から6月にかけて、野田総理と小沢氏との間で会談が持たれています。
野田総理が小沢氏に消費税増税への協力を呼び掛けて、賛成へと説得するための会談です。
しかしながら、小沢氏は一貫して消費税増税に反対しています。
その理由は増税の前にやるべきことがあると言うことです。
無駄を省くことで財政再建を実行することこそ、国民が納得することだというわけです。
その考え方には沢山の国民は共感するのではないでしょうか?
消費税増税による税収が予想ほど見込めないという試算もあります。
消費税増税を強行することへの根拠が薄いになるのです。
小沢氏の本当の考え方がわかるわけではありません。
しかし、今の政局で消費税増税を強行すれば、総選挙での勝ち目がなけれねかんがえているのだといえます。
小沢氏の基本的な考えは「本当の民主主義の実現」だと書かれているみたいです。
その意味するところは明確ではありませんが、官僚主導から政治主導への転換も一つの方向だと考えられます。
今、小沢氏がどのような対応をするかによって、消費税増税の行方が変わることは十分考えられます。
それほど重要な役割を担っていることを小沢氏は内心では喜んでいるみたいです。