とある朝、メールチェックをしていると、見覚えのないアドレスから、
件名に私のフルネームが入った怪しげなメールを見つけた。
迷った挙句、恐る恐る開封すると、
高校時代のバイト先の先輩Yさんだった。
「Kからアドレス聞いたから、送ってみた」
と、なんともシンプルなメール。
個人情報の漏洩よりも(笑)、12年も会っていない私を覚えていて
くれたことに、感謝した。
そもそも、仲介者であるKさんとも不思議な関係で、
高校時代のバイト先の先輩(1つ上)であり、大学の先輩でもある。
もちろん、彼を追いかけて大学を選んだわけではないし、
彼がその大学へ通っていたことも、入学してから知ったわけで、
私は大学入学後、バイトを変えてしまったし、
Kさんとは全くタイプが違うので、話もあまり合わないし、
たまに学校で会っても、「どの先生の授業が楽なの?」とか、
「○○先生のノートをコピーさせて」とか、
なんとも図々しい後輩で、友人たちはその姿を見て、
「どっちが先輩だかわからない」と話していた。
そんな関係のKさんだけれども、忘れた頃にばったり出会い、
クロスする関係で、今までもそんなことが何度かあった。
江原氏的に言うと、ソウルメイトかもしれない。
話や価値観が合わないので、ソウルメイト?! と、
思うのだけれども、度々起こる偶然を考えると、
大きな運命というか、何かを感じる。
そんなKさんと最近再会したのは、1年半前。
名刺交換だけして別れた。
Kさんは、昨夏頃から、私の切れた糸を手繰り寄せ、
結んでくれる。
Yさんで3人目だった。
日々生きる中で、お互いの状況とか、価値観が変わり、
距離を置くようになった人たちがいる。
適度な距離感の相手であれば気にしないけれども、
中には、すごく仲良かった友達もいるし、
すごく愛した人もいる。
距離を置くこと、置いたことに、
何年たっても気持ちの整理がつかないこともある。
そんな時は、
本当に縁があれば、いつかまた再会できる
今はお互い離れる時期
と、強引に自分の気持ちを納得させていた。
そんなこと、あるわけないじゃん
と、内心思いながらも、そう思えば、
穏やかな気持ちになれた。
Kさんは、切れた糸同士を手繰り寄せ、結んでくれた。
運命とか、縁を感じた出来事だった。
まだまだ先は長い。
これからも多くの新しい出会いがあるだろうし、
切れた糸が繋がるかもしれない。
切れた糸が繋がるということは、
そもそも糸が見えなくなっていただけで、
切れていないのかもしれない。
【運命の糸は、切れない】