突然こんなことを思い出したので。

 

 

 

小学校の道徳?の時間に視聴した環境問題をテーマにした教育ビデオ映画を時々思い出す。

 

所謂教育ビデオ特有の知識や技術をマニュアル的に羅列していくものとは少し違ってて、

 

どちらかといえばNHKでやるファンタジーと教育が融合したような映画になっていた。

 

 

 

内容はざっくりとしか覚えてなくて、大まかに、突然主人公(確か女の子だったかな)が自分の飼っている猫が

 

喋り出して、世の中ではこういう環境問題が起こっている、

 

というのをフィールドワークで追っていく内容だった気がする。

 

 

 

 

なぜこのビデオを思い出すかというと、映画のラストシーンが衝撃的だったからだ。

 

ラストシーンで、なぜそういうシーンが流れたかはわからないけれど、

 

子供たちが、蟻を虫眼鏡で太陽の光を当てて、笑いながら●していくという描写が出てくる。

 

蟻たちがただただ夏の暑い地面を働いているフォーカスが映し出され、

 

虫眼鏡が突然画面外から蟻の真上に現れ、

 

「ふふふふ」「はははは」とただただ無垢な笑い声が響く中、

 

蟻たちは虫眼鏡に集まった太陽の光で焼かれていく。

 

そしてそのシーンの後におそらくまとめ的なシーンが流れたのであろうが、全く入ってこなかった故、

 

記憶からは完全に消されていた。

 

 

 

周りのクラスメイトからは「なんでそんなことするん、、」「ひどい、、」という声が漏れていた。

 

正直、当時の自分の気持ちとしてもそれよりも、

 

なにより「なぜそんなことをするのか。そしてなぜこのシーンを使おうと思ったのか。」

 

が全くわからず、もやもやした感情を抱いていた。

 

 

 

 

 

今にして思えば、無垢による残酷さの例を出したかったのか(と勝手に推測)

 

いずれにせよ、流れがわからない分、そのシーンのインパクトだけが観た感想の8割になってしまった。

 

(当然、この映画の目的は、我々小さな希望たちに環境問題による地球汚染の現状を伝える為なんだろうけれど)

 

 

 

 

 

昔見たものが見たくなるなーと思うことが発作的に人間はあると思うのですが、

 

これもそのひとつ。今見たらまた違う感想を抱くのだろうか。

 

それとも、あの頃のままの同じ気持ちを抱くのだろうか。