目が覚めるとどんなところでジョギングしている人が通ったところで起床

早速博多駅へ進みそこから始まります。
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まずは駅正面の西日本シティ銀行本店

設計は磯崎新さん

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外壁はインド砂岩

周辺の建築群と断絶しながら都市風景のなかに柔らかさを与えている。


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中には入らなかったのですが中は白の大理石で始まるらしいです。

キャナルシティ博多

設計はジョン・A・ジャーディさんとザ・ジャーディ・パートナーシップさんと福岡地所

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この建物も小倉のと同様ドンドンと置かれ、その間の空間がダイナミックに形成されています。


ただの張りぼてのようにも見えるけれども、半屋外は非常に空間が豊かでほとんど内部のようにも

感じられるし、動線も流れるようにできていて面白い建築だなと感じました。


その後は福岡市立博多小学校

設計は工藤和美さん、堀場弘さん

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校外からみても非常に開放的で境界、動線といった限定、分別や考えがない学校です。

内部の見学はアポがとれていなかったのでできなかったのですが

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閉鎖的なところは全くなく、給食を作るところまでもガラスで見ることができていたのが印象に残りました。


次は近くの

箱の家-45「ビレッジヒル」

設計者は難波和彦さん

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このひとの住宅は最小限住宅の紹介でよく目にしたけれども実際に見てみると本当に必要最小限の

機能しかない様子

けれども普通のハウスメーカーのような一般性はなく、スッキリした住宅でした。

屋上緑化、型枠を兼用した外断熱パネル、内部の可変性を高めるためのSI構法など必須項目をきちんと考えた住宅がここに凝縮されているそうです。

きちんとディテールを図面でしっかり確認したいです。


福岡市赤煉瓦文化館

設計は辰野金吾さんと片岡安さん

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そのとなりにあるのが一番福岡で見たかった建物です。

なぜなら学校の授業で1人の建築家を紹介するポスターを作ったときに

エミリオアンバースという方のポスターを作り、その際に利用したのがこの建物だったからです。

一面は普通のビル

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逆から見れば完全なる緑化地帯

まるで山のように

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実際にきてみると本当に山登りをしているような高さでした。

けれども感覚的には階段を登るだけで山登りとは異なる感じでした。
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内部

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吹き抜けが非常にスッキリして気持ちよい空間でした。


その後は旧福岡県公会堂貴賓館

設計は三篠栄三郎さん

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西洋の建築デザインを取り入れた木造の建物



そして次に訪れたのがとても楽しみにしていた河庄で鮨店です。

設計は吉村順三さん

この方は非常に有名で天皇の住宅を建てられたのもこの方だったと思います。


ここに自転車を止めて話を伺うと快く中を見させていただけました。

本当に優しい方で感謝です。

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くの字にまがったカウンターが特徴
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ディテールが想像の遥か上をいき、言葉が出ないほど感動しました。

お礼に何かいただこうかと思いましたが値段を聞いて驚愕して結局は買わずに後にしました。


感傷に浸っている中で次に訪れたのが


ホテル・イル・パラッツォ

設計はアルド・ロッシ

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この方の作品もぜひ一度みてみたかったです。

赤いトラバーチンの列柱と緑の銅板によるまぐさによって周囲と異なる圧倒的な雰囲気をかもし出していました。

とにかく僕みたいな貧乏人が踏み入れてよい領域ではないことは瞬時に分かりました。

ホテルの方に了解を得て入りました。




ホテルエントランスを空けた瞬間

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想像とはかけ離れた衝撃的な空間


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廊下

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チャペル

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まるで都市とは隔離された異空間にいるように空間に魅了されました。

内部空間でここまで衝撃を受けた経験は正直この建築が初めてかもしれないぐらい感動しました。



その後は福岡市営地下鉄七隈線天神南駅


構造体がオブジェのようになっています。

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したから見上げる
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構造はいまいち理解できなかったので何処がすごいのかは少し理解しがたかったです。



イル・カセット

設計は小谷誠章さんと八木佐千子さん

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4層分の吹き抜けと微妙にずれた階段が印象に残りました。

テナントの入れ替わりに柔軟に対応できるように

床と梁の位置関係が逆転する完全逆スラブ構造を採用しているそうです。




VOID

設計者は有馬祐之さん


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吹き抜けがあり、そこから建築を構成しているそうです。

いまいち良くは分からなかったけれどもそこにおられた方にいろいろと話を伺うことができました。




やま中

設計者は磯崎新さん

この店も鮨店です。

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今日訪れた2つの鮨店でも全然印象が異なることは訪れてみて感じました。

この店の壁面もインド砂岩が用いられていました。

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この店も普通の店とは異なり、落ち着いた感じで店の方も快く受けれてくださいました。

ディテールも特徴的なところも見られたのですが

僕が印象に残ったのは選び抜かれたインテリアの数々。


世界中から集められて、非常に魅力的な空間を生んでいたように感じました。


その後は福岡銀行本店

設計は黒川紀章さん

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敷地の3分の1を占めるヴォイドの中庭は落ち着いた感じで周囲とは異なる雰囲気でした。


上を見上げるとなにやら切り取られた後もありました。

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断面をみたら分かったのですが地下もあり、内部と外部の潔い断絶がこの建築の力点だと書かれていました。



次は福岡市農業協同組合本店ビル

設計は青木茂さん

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PG工法というブレースなしの鉄骨門型を外から装着して耐震補強の特徴を持ち、同一面積の新築から発生するCO2量の6分の1でできていることが評価されて都市景観賞に選ばれているそうです。

その後は西へと進み大壕へ


大村美容専門学校

設計は高松伸さん

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一握りの達成と無数に消える夢、すなわち刹那であり光であると建築は比愉されています。

日が沈むと巨大な光源体が宙に浮かぶそうです。

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がそう上手くはいきませんでした。
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隣の大壕公園能楽堂

設計は大江宏さん

中は閉館のため入れなかったのが残念です。

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そうして公園を一周しているとランニングしている人が多く見受けられました。

そして


福岡市美術館へ

設計は前川國男さん

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暗くて中が全然見えずにがんばってみようとしたら警官の人に怒られました^^;


その後は西の方へ進みももちへ

福岡ドーム「福岡Yahoo!JAPANドーム」

設計は平田哲さん

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当時プロ野球が行われていました。
どうしようか悩んだのですが最終的にはいくことに

どうしても見たかったので。

迫力半端ないです。

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しかしこんな僕みたいな人いるでしょうか。

プロ野球観戦をしに来ているのに目的が野球の応援ではなくドームの構造を見に来るための人なんて。


全く応援せずに少し恥ずかしかったのですが何とか観戦ではなく観察


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固定式の部分と可動式の部分が分かれているのは理解できたけれどもどう動いていくのかはいまいち異理解できませんでした。

観察し終わるとひと段落してプロ野球の方へ観戦しました。

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僕はこの風景をみていろいろと思うことがありました。


余談ですが僕は小学校中学校と野球をしていました。

そのときは野球に夢中でこういったプロ野球の場に立てるようなことを夢見て練習に励んでいました。

プロ野球も毎日観戦して、実際に観戦しに来れるような日があればかなり喜んで見に行っていました。


それが今回は同じ場に立ってみても完全に見る視点が変わっている自分に気がつきました。

昔はプロ野球選手に対する憧れとか夢とかを抱いて選手を見ていたけれども

現在は異なる方向である建築の意匠であったり構造であったり。

全く見るものは変わったけれども絶対に見るものに対する情熱は変えてはいけないなと決心しました。

つまりプロ野球選手から建築家へと夢は変わったけれども

その夢に対する情熱であったり努力であったり、そういったものは絶対に曲げない。

かならず昔の夢の情熱を将来実現させて見せるんだという気持ちになり


この球場を後にしました。


その後は福岡タワー

設計は日建設計

高さ234m

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登るのはやめておくことに

そこから海浜公園へと移動し、マリゾンをみて
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近くの海岸沿いで寝ました。

寝ているときに気づいたのは夜いつでも釣りしている人がいるし

そういったところで寝ることでその人たちと会話でき、海について知ることができる。

なんとなく楽しみながら海の音を聞きながらぐっすり眠ることができました。


正直西の方に来ているけれども帰らなければならないのは東の方

いつか区切りをつけて東へ進まないと時間内に帰れないので

明日が最終の折り返し地点だと気合を入れて漕ぎます。