つい最近なんですけれども学校のフィールドワークの一環として木と生活というテーマで木について勉強することがあったんです。




それで今週は岐阜県にある森林文化アカデミーというところへ行ってきました。




なぜわざわざ岐阜まで来て木の勉強をする必要があるのか疑問に思っていたのですが到着するとその意味がわかりました。




さまざまなものが木でできており、木の建築のデザインに対する幅広さを学べました。




ここでは大学のように2年間かけて木造の勉強をする場であり、非常に広いです。




その一帯を設計されたのが北川原温という方です。

とても有名らしいのですが無知故恥ずかしい思いです。




ここ一帯は木の面格子が主に目立っています。

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木を半分ずつ欠きこみ、組み合わせているとおっしゃっていました。

面格子にすることで粘り強くなるのだとか・・




学校に帰ってさがしてみるとこの建築物は雑誌に載っていたのでそれを参考にすると















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縦の継ぎは蟻継ぎ横の継ぎは男木と女木をはめ込むそうです。




この施設には面格子にも2つ種類があってシングル面格子とダブル面格子があるそうです。


ちょっと加工方法も違っているのですが、現地ではまったく知らなかったので判別できませんでしたorz


ちなみに素材はスギです。




施設を出て橋を渡るのですがその構造も橋ですごい感じになってました。






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なんか木を立体トラスで構成するのは普段見ない感じで斬新です。




その後木の階段を登っていきます。




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木が反り返っていて整備しなければならないそうです。


木は去年の経験からも感じたけれども、メンテナンスをきちんとしないといけないなと思いました。


少し登ると木となにやら素材はわからなかったのですが横に張ってるような
何かインパクトのあるファサ-ド
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そしてすぐに登ると

アカデミーの実習で作られた建築物
横から見ると傾斜にあわせた屋根になっていて美しい

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眺めもよいし、木で円状の建築物を建てるのはすごく難しいらしいのですが金物などを使って20人以上が乗っても安定した様子でした。






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そのまま登っていくと森の情報センターというところへ到着。




圧巻です。




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ここまで木造で自由な形ができるのかと驚きました。




室内




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どのような考えで成り立っているのかは全く理解不能だったのですが


調べてみると


樹状立体トラスといって木造の場合


1ヶ所に多数の部材が集まると断面欠損が多くなるので少し部材をずらして1接点には2部材しか集まらないようになっています。


枝が出る部分の仕口はボルト締めを基本として引張りに対しては台形ほぞとシアプレートというジベルで抵抗する。のだそうです・・・全くよくわからない^^;


柱脚部は丸太財の感想のための背割りをしてあるのはわかったのですがそこに鋼板挿入ボルト接合としているそうです。


外から見ると屋根は自由な曲線になっているので対比がすごく印象的
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住宅の設計をしたことによってもっともっとディテールについて知りたいと思えるようになりましたが、現段階ではぜんぜんわからないのがすごく悔しいです。






そのあとは森のコテージといわれる泊まる場所


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屋根がすごく曲線的な感じであり、手に届く高さというのが親しみもあり、落ち着ける場所でした。




今回では木造の可能性について学ぶことができました。




次の課題は木造の公民館を設計することになるので今回学んだことを生かせたらよいなと思いました。