なんとなくではあるのですが記事を書く頻度が少なくなってきているのは自覚しています


それは自分の学びの量も減ってきているということを意味しています


何でもいいので常に建築という分野に繋がるように毎日アンテナをはって過ごしていきたいと思います



最近は休日になると1日中家にいるということが耐えられない感覚があり、必ず何処かへでかけるようにしています



ということで今日は滋賀県の琵琶湖博物館というところへいってきました


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ちょうど入り口のところを振り返ってみると

近江富士と呼ばれる野洲の三上山が綺麗に映っていました(ノω・、)



この博物館は以前小学生のときに校外学習として訪れた場所でした


僕は館内の雰囲気をみて初めて気づきました(^▽^;)


ただ今回同じように訪れたんですけど


明らかに以前と異なる見方をしていたことにあたりまえのことだけれども感動しました^-^



以前は純粋な展示作品だけをみていたけれども

今回の目的はあくまでもそれに関係のある建築の要素を見に行きました


エントランスを通ると頭上は木でできた波の連なり


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2Fから眺める
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非常に琵琶湖の波を意図して作られているなと思いました


それでもやはり展示作品が学ぶ目的で展示してあり、非常に歩きながら勉強できる非常によい環境だなと思いました


個人的に興味を持ったのが・・・ですね^-^


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泥岩、砂岩、石灰岩、など非常に多様な岩が同じ場所に展示してあったため、違いが分かりやすかったです
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博物館の特徴は、5感を通じて学ぶという手法がとられているということだと思います。



この岩でも、実際に触ってみようということで触覚の違いを体験することもできました


僕はクライミングをしているので、こういった5感による違いを登りながらも体験して、素材の特徴をしっかり理解できればよいなと思いました(=⌒▽⌒=)




前回説明した環境民俗学の本で書いてあったのですが

通称五右衛門風呂

昔は使われていたのですが、今は見る機会はなかなかないです
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この風呂の何処に関心をもったか。

この風呂の色です。黒く光っています

これは毎日風呂水で風呂を洗っていたため、体の垢がついたアルカリ性の水によって磨かれ、

日に日に光ってきたそうです。

つまりこの深みのある色は、人の生活によるものです


現在は全てが自動化し、清潔である水をもちいた場合、

楽ではあるけれども、こういった味のあるものはできません


人の昔の生活に隠れたものが非常に勉強になるものばかりでした

過去を知るということが非常に大切だということを痛感しました



建物を外からみれば非常に美術的に綺麗でした


廊下の背後にちょうど琵琶湖反対側の山脈
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一番驚いたのがこの屋根
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あと、小さいのですがガラスについている鉄の柱の横になにやら横に引っ張っているようなものがあります


後々調べてみるとこれはテンションマリオン構法というらしいです


テンションマリオン構法とは、ガラススクリーン構法のリブガラスの代わりにマリオンを用い、テンション材でそれを補強することにより風圧力に耐える構造であるそうです。

よく分からなかったのですが^^;より景色を見せたいために部材を小型にして、水平力を支える工夫がなされていたということだと思います

構造については全くよく判らないのですが追々勉強していきたいと思います


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非常に軽いイメージをもち、インパクトがある屋根だなと感じました


僕が知っている中ではコルビュジェの作品であるロンシャンの礼拝堂とは形的には似ているかなと思ったのですが


受ける重さの印象は対照的


色の対比であったり、木材であったり、薄くしてあるところなどがそういった要因なのかなとおもいました

船をイメージしているのかなと思ったのですが


動線の確保であったり、照明の使い方も非常に参考になるものもあったし、ちょっとおかしいかなと思ったところもありました。


やはり実際にいってみることで、何か得られるものは多いんだなと思いました。