国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終え、地球に帰還した野口聡一さん(45)が9日、自宅がある米ヒューストン(テキサス州)で中継会見を行った。訓練服姿の野口さんは「半年間はあっという間だった。明日起きたら普通に浮いているのではと思ってしまう」と元気な笑顔を見せた。

 野口さんは今月2日、ロシアのソユーズ宇宙船に乗り、カザフスタンの草原に着陸。「大気圏に再突入するときは窓の外が(熱で)オレンジ色になり、震動や音などがいっぺんにきた。小さなカプセルが揺れ、非常に強烈な印象だった」と乗り心地を振り返った。

 6人の飛行士で暮らしたISS生活について「毎日いろいろと対人関係や作業が変わり、バラエティーに富んでいた。無重力で少し食が細くなったのでこのまま続けばいい」と話した。

 現在は長期間の無重力生活による筋肉の衰えなどからリハビリを継続中で「毎日、部活の新人のようにしごかれている。宇宙では肩こりや腰痛を感じないが、地上に帰ったとたんに戻ってきた。今は半年分のつけを払わされている」と苦笑した。

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