現金を自宅に持っていれば、盗まれない限りはお金は残ります。銀行預金にお金を預けていれば、銀行が倒産しない限りはそのお金が無くなることはありません。ペイオフの制度があるので、倒産しても一定金額までは守られます。
資産をそのまま残したい場合、現金預金は非常に良い方法に感じます。本当にいつでも現金預金で持つのが良いのかどうかです。日常生活をしているときにはあまり気づきませんが、お金には価値があります。表面上の価値ではなく、実質的な価値です。
ある商品の価格が以前100円で150円に値上げになったとき、お金の実質的な価値が変化したと考えることがあります。物価の上昇、インフレといわれ、この場合銀行預金でお金を持っているとどんどん実質的な価値を減らす可能性があります。
株の場合はどうかですが、こちらは市場を通じて売買されています。常に実質的な価値を求めて売買されるので、インフレなどがあるときはそれに応じて価値が変化します。インフレ時には上がる可能性が高く、デフレになると下がることもあります。
上下するために不安なところもありますが、実質的な価値を維持してくれることを考えると現金預金で持つよりも良い可能性があります。資産の一部として保有すると良いかもしれません。