1位「赫い髪の女」
2位「白い指の戯れ」
3位「㊙色情めす市場」
4位「天使のはらわた 赤い教室」
5位「ラブホテル」
6位「嗚呼!おんなたち 猥歌」
7位「八月はエロスの匂い」
8位「昭和おんなみち 裸性門」
9位「性処女 ひと夏の経験」
10位「色情姉妹」
次点「実録白川和子 裸の履歴書」
見逃していた中上健次原作、神代辰巳監督、荒井晴彦脚本の「赫い髪の女」を数年前に鑑賞したことで順位の変動がありました。ここ数年でかなりの本数の見逃し作品を鑑賞することが出来たので、順位は大幅に入れ替わるわるかもしれません。以下に書いている文章は変動する前に書いたものを一部修正したものです。
にっかつロマンポルノとの出会いは高校時代、最も多く観たのは10代の終わりから20代前半くらいまでだろうか。
ロマンポルノ初期に作られた村川透監督「白い指の戯れ」に衝撃を受けた。キネマ旬報ベストテンの10位に選出され、
主演の伊佐山ひろ子が主演女優賞を受賞。その後この作品を観返すことはかなわないが、多分今見てもその映像感覚の新鮮さは古びていないと推測する。田中登監督「㊙色情めす市場」は大阪釜ヶ崎を舞台にした作品で、内容のリアル感と芹明香に打ちのめされた。4位「天使のはらわた 赤い教室」は蟹江敬三の出演作のなかでもベストスリーに入るだろう曽根中生の傑作。
5位「ラブホテル」相米慎二が監督で脚本が石井隆。
6位「嗚呼!おんなたち 猥歌」は数ある神代辰巳のロマンポルノ作品の中でも一番のお気に入り。7位から10位までは作品自体の面白さプラス、川村真樹、梢ひとみ、東てる美、二條朱美の魅力。次点はロマンポルノ最大の貢献者の一人、白川和子の作品で締めくくりたい。