2017年鑑賞 旧作外国映画ベスト10 | レイモン大和屋の <シネ!ブラボー>

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映画感想、読書感想を備忘録として書いてます。
三浦しをん氏のエッセイを愛読しています。
記憶に残る映画と1本でも多く出会えることを願っています。

1位 「Mummy/マミー」
2位「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」        3位「小人の饗宴」
4位「さすらいの青春」
5位「激しい季節」
6位「狂った夜」   
7位「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
8位「ブルーに生まれついて」      
9位「セッション」
10位「悲しみは星影と共に」                 
 
 昨年観た<初見の旧作外国映画>の鑑賞本数自体それほど多くなかったが、上記した作品は年間ベストテンに入れてもおかしくない、謂わば少数精鋭の作品である。1位に挙げたグザヴィエ・ドラン「Mummy/マミー」が圧倒的によかった。抑圧された欺瞞的世界から自由であろうとする主人公の心情が理屈抜きでストレートに伝わってきた。2位「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」は日本では劇場未公開ながら海外で数々の映画賞を受賞した秀作。ローラ・ダーン、クリステン・スチュワート、ミシェル・ウィリアムズ等名の知れた有名女優、人気女優が名を連ねながら、こうした良作を劇場公開出来ない今の日本の配給会社の現状。3位「小人の饗宴」はヘルツォークが28歳の時に発表した作品で<小人>に対して世間が抱く幻想を微塵に打ち砕く怪作。4位「さすらいの青春」。「禁じられた遊び」のポーレット、
ブリジット・フォッセイが大人の女性になって帰ってきた。
アルビコッコがファンタジックで幻想的な御伽噺の世界に誘う。5,6位にあげた両作は50年代終わりに作られたイタリアのモノクロ作品だが、時代、風俗、社会観に独自のオリジナリティーを感じさせた。7位「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」は昨年亡くなった、ジョージ・ロメロのゾンビホラーの傑作。
8位「ブルーに生まれついて」伝説のジャズトランペッター、チェット・ベイカーを主人公にした伝記映画。イーサン・ホークが入魂の演技で魅了する。9位「セッション」はデイミアン・チャゼルのサド系ジャズ映画の快作。10位「悲しみは星影と共に」ジェラルディン・チャップリン(チャップリンの娘)が主演の反戦恋愛映画の名作。タイトルバックに使われるテーマ曲も映画史上に残る。ベストテンに挙げた5作品が<TSUTAYA発掘良品>だった。
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