紹介状を手に大学病院を受診。

肩関節の様子を見て、手術日が決まったのは4月末でした。

5月に入り、ゴールデンウィーク明けに手術になりました。


手術当日

手術同意書、麻酔同意書にサインをして、処置室へ移動。

服装は脱ぎ着しやすいように、ノースリーブのシャツにブラウスを重ね着していきました。麻酔とステロイド系の注射の前に消毒で汚れるから、ノースリーブの状態になりました。


ブロック注射

麻酔はエコーで見ながらドクターが、左肩の感覚をなくすためのブロック注射をしました。このブロック注射は全身麻酔ではなくその部分だけ、感覚が麻痺する麻酔なので、完全に意識がある状態で施術が行われます。


ちなみにこのブロック注射は、エコーを見ながらなので、私の目の前にモニターがあったこともあり、首の付け根から入った長い針が頚椎に達しているのを目の当たりにしました。すごいですよね。見学している研修医や学生さんたちと一緒にほ〜ん、へ〜っと見入っていました。


表面麻酔などなしに、いきなりブスッと穿刺されましたが、最初ちくっとしただけであまり痛みを感じませんでした。採血や点滴と違って血管に刺すわけではないからかもしれません。


無事に麻酔薬を注入後、15分くらいで効いてくるからと言われ、座って待つことに。看護師さんによると、このブロック注射で麻痺させている箇所が横隔膜も含まれるそうで呼吸まで止めてしまうので、予防のためにも座って待っていてくださいね、とのこと。


左腕が5分くらいでだんだん麻痺してきて、10分くらいで完全に力が入らなくなりました。脱力していてマネキンの手みたいな感じです。


人によるかもしれませんが、私は同時に眠くなってきてしまって…麻酔が効きやすかったのかもしれません。


抗炎症薬の注射

待っている間にステロイド系の抗炎症薬の注射もしました。

サイレントマニュピュレーションでは関節包を破くので、炎症が確実に起きるための処置とのことでした。


サイレントマニュピュレーション

麻酔が完全に効いたのを見計らって、先生が腕を引っ張ったり、押したり、あり得ない方向に回したりを繰り返し…。その度にパキッ、ピキッ、バリっ、ベリっという音が鳴り響き(私の身体の中で共鳴している感じ)、時々、先生が聞こえた?と見学している研修医や学生さんたちに質問するものの、自分と施術している先生以外には聞こえてない様子。やっとすべての関節包を破り終えて終了しました。麻酔から手術終了まで2時間くらいでした。


三角巾で左手を吊る

麻酔で腕がだり〜ん、だら〜んとしているので、三角巾で腕を吊って帰るようにとのこと。4時間くらいで麻酔が切れるので、切れる前に痛み止めを飲んでくださいと言われました。


ただし、麻酔が効き始めるのも早く、切れるのも早い体質なのか…2時間くらいで麻酔が切れ始め、慌てて痛み止めを飲みました。麻酔が切れ始めたと感じたのは、手指が痺れてきたことで気づきました。


リハビリの指示

術後は次の日からリハビリ開始と言われたものの、大学病院では入院患者のリハビリしかできないので、通院していた病院へリハビリに行かなくてはいけないとのこと。紹介状を書いてくれた主治医は勤務曜日が決まっていたため、受診してリハビリ開始までの間、自宅でリハビリをするように言われました。


MRIを撮る

術後の様子を記録するためにMRIを撮りに別のクリニックへ移動して、撮影後帰宅。


就寝

疲れていたのか、いつの間にか寝てしまい、肩の鈍痛で何度か目が覚めるも、うとうとして寝ていたようで、気づいたら朝でした。


サイレントマニュピュレーションの手術当日の様子を順を追ってまとめました。