朝方から

喉が少し痛いだけで

凹んでいます


花粉アレルギーや寒暖差

疲れたり天気が悪いと

すぐに喉がやられます


痛み止めや

喉スプレーなどでごまかしているうちに

いつの間にか治まっていることがほとんど…


また同じなのだろうとわかっているのに

気持ちが沈みます


もし熱が出たら…

痛みが酷くなったら…

インフルやコロナだったら…と

1人で悶々と考えてしまいます


夫が元気な頃


〜が痛いのよね…

〜の調子が悪い…

ねぇ…どうしよう…大丈夫かな…?


毎日のように

細かな自分の体調不安を

夫に伝えていました


そうするだけで

心配事の半分は解消されました


今思うと

何と自分本位だったことか…


毎日聞かされる

夫の身になってみたら

きっと面倒臭かったに違いありません


夫が仕事から帰って来て

まず私の顔を見て言う一言


「今日は大丈夫だった?」


聞かれるのを前提に

1日の様子と出来事を逐一話をして

安心してその日を終えるのが

日課のようなものでした


何かあっても

夫が助けてくれる…

病院にも連れていってくれる…


けれど

夫の病気がわかったその日から…


自分の不調は封印しました


立場が

がらりと変わりました


もう夫に

自分の体調のことなど

話してる場合ではなくなったのです


「大丈夫?」


今度は私が

1日に何度も

夫に尋ねるようになりました


痩せ細った夫の顔色や食欲

仕事から帰って来て暫く動けないままの夫

むせて咳き込む食事中

急にトイレに立つ様子

熱が出て起き上がれない時


夫の一挙手一投足に

私の全神経が向けられました


そして

そんな緊張の連続の日々に

身体が持ちこたえられるはずもなく


自分は

見えない所でこっそり

いろんな症状に合わせて

処方してもらっている薬で対処していました


自分の身体は自分で何とかする…


大人なら当たり前のことを…


それまで

夫に依存することばかりを考えていた私にとっては

とても辛い2年間でした


その延長線上に

今があります


けれど

あの頃

強い意思と使命感で

乗り越えた私はどこへやら…


弱い自分に逆戻り…

しかも家には独り…


不安で一杯…

気持ちが押し潰されそうになります


もしも…の時を考える心細さ


辛いよ…怖いのよ…


そう言おうと思えば

近くに居る距離感…


例え病気であっても

絶対的な夫の存在に

支えられていました


今は

毎日のように感じる

何処かしらの不調に

自分で正面から向き合うしかありません


騙し騙し

大丈夫大丈夫…と自分で唱えながら 

やり過ごす毎日です


今日ね…

喉が痛くてね…


急にお腹が痛くなってね…


頭が痛いのよ…


写真の夫に不安を口にしても

黙ったままの笑顔


薬を飲み

じっと時が解決してくれるのを

独りで耐えるしかない…


そんな日が

この先も繰り返し訪れるのかと思うと

正直泣きたくなります


あんなに元気だった夫が先に逝って

不調のオンパレードだった私が残されてしまった…


今も不思議で仕方ないのです