昨日は

家に居ながら

大なり小なり

いろんな事がありました


朝起きて1階に降りてきたら

確かに昨夜

寝る前に確認して消したはずの

テレビの電源が点いていました


おやおや…


記憶違いなのか

はたまた夫がテレビを見たかったのか…


電気代

もったいないことしたな…


そんな感じで1日が始まりました


午前午後

いつも通りに過ごし

夫が居ない夕暮れ時に涙して


晩ごはんの準備をしていたら

救急車のサイレンの音


いつ聞いても

どこで聞いても

ザワザワと気持ちが落ち着かなくなります


さぁ…食べようか


そう思って腰を下ろしたと同時に

固定電話がなりました


実家からでした


母から掛かってくるにしては

少し早いな…と思いつつ受話器を取りました


いつものぼんやりとした母の声とは違い

はっきりとした冷静な口調でした


父が夕食後

急に気を失い

今救急車で運ばれた…

◯◯が付き添っている…

状況はわからないから

また連絡する…


そんな内容でした


受話器を持つ手が震えました


さっきサイレンが聞こえた救急車には

父が乗っていたのです


1人家で待つ母のことも心配で

どうしたものかと

部屋の中をうろうろと歩き回り

落ち着いて頭を整理させる努力をしました


付き添った弟に電話をして

状況を確認することが

今最初にやるべきこと


そう思い

連絡しました


救急病院に着き

今検査中…

意識は戻ったから大丈夫…と聞き

やっと身体の力が抜けました


風邪をひいた上に

いろいろ無理がたたって

心臓に負担がかかり

起きた症状のようでした


歳が歳だけに

こんなことがあると

覚悟してしまう自分が居ます


それでも

夫を亡くした瞬間を思い出して

怖くて暫く震えが止まりませんでした


今回

大事に至らなかったものの

こんなことを何度も繰り返している経緯もあり

実家からの電話が鳴ると緊張します


そして毎度

こういう状況を

1人で受け止め

対処することの心細さに涙が出ました


気持ちの拠り所…


それこそ

夫の存在の有り難さの1つだったと

身に沁みて思います


せめて

お仏壇の夫に聞いてもらおう…

父を呼び寄せなかったお礼を言おう…


そう思い

和室に行きました


ん?


朝起きて

手を合わせた時には

ちゃんと立ててあった2本の長い蝋燭がありません


えぇ〜どういうこと!


暫し考えて

結論が出ました


蝋燭の火をつけっぱなしにしていた…


どれくらいの時間をかけてか

すっかり全部燃え尽きてしまっていたのです


ぞっとしました


消したつもりが

そのままにしていて

その日はたまたま

昼間和室を覗かなかったので

全く気づきませんでした


火事にならなくてよかった…


自分のやらかした事に

ショックを受けてしまいました


何をぼんやりしてたんだろう…

しっかりしないと…

大変なことになるところだった…


電池式の蝋燭にするべきだろうか…


改めてお仏壇に手を合わせて

父のことを含め

無事に過ごせたことへのお礼を言いました


家に居ただけなのに

とても疲れた1日でした


やはり

テレビをつけたのは

夫かもしれない…


今日は

いろいろあるけど

俺がいるから守るよ…


そんなメッセージだったのかもしれません


…なんて

こじつけかな…