h元年/6 贋作の話 | wabicyaのブログ

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極侘数寄を目指しています。

侘数寄は心強く大胆にあらねば、道具万ず不如意なる程に、世に有る人と交われば、心劣りせられて肩身つまりて、自ずから茶湯にうとむもの也といいて、ただ胸の覚悟第一ならん(長闇堂記)

贋作の多い茶道具界の話が笑えます。

⭕️八百善老人(八代目栗山善四郎)氏が売った炉縁が、桃山時代に出来た高台寺蒔絵として売られていた




⭕️八百善老人が、一幅だった掛け物を二幅にして楽しんでいた天神様の掛け物が、いつのまにか一遍上人絵伝となって重要文化財になった。




まだまだあります。老が書いた行成に似せたものが、何処かで世の中を渡っていると。。。


いつも、贋作の裏には仲介役の商人が潜んでいるようです。