s48/7 茶道講座 平水指薄茶絞り茶巾 | wabicyaのブログ

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極侘数寄を目指しています。

侘数寄は心強く大胆にあらねば、道具万ず不如意なる程に、世に有る人と交われば、心劣りせられて肩身つまりて、自ずから茶湯にうとむもの也といいて、ただ胸の覚悟第一ならん(長闇堂記)

堀内宗心宗匠曰く

「六時頃には客が入来しますから、釜も少ない水で水屋にかけて良く煮やしておき、客の席入前に風炉に下火を入れ釜をかけます。

そうして、初入り後、先ず初炭をして釜に水をさし、懐石の終わる頃にゆっくりと煮えをつけると言う手法はまことに合理的であります。」


「朝の会を早く終わらせる要諦は、先ず客人数を少なくする事と、懐石を簡素にする事であると思います。」


⭕️「日の高くならない九時過ぎ頃に終わる事が出来」




絞り茶巾(表流の絞り茶巾は他流より自然です。)


常の通り茶筅とおじの後

茶碗の湯を建水に捨て茶碗を膝前におく

右手で茶巾を取り茶巾を絞りなおす

(詳しく書かれてますが、普段より、水屋仕事で行っている茶巾絞りと同じにて省略)

⭕️「夏の茶巾絞りは、この間茶碗を冷やすと言う意味があります。」


畳んだ茶巾を右手で茶碗に入れる

(茶碗を右手で取り上げて、茶巾で茶碗を常のとおり拭く、以下略)


私見補足)

「客人数を少なく」、、ま、三人まででしょう。

料亭主催、稽古茶事、あるいは営業茶事の様な茶事では、朝茶事の本来の趣向を味わう事は難しいですね。


絞り茶巾の事ですが、続き薄ではこれは、一連の流れの中では出来ませんね。。。

表千家では、濃茶に使った茶碗をそのまま薄茶に使います。

もちろん、どうしても絞り茶巾を続き薄でやりたければ、定法以外の仕方で、改めて絞り茶巾を仕組んだ茶碗を持ち出せば良いのですが(笑)。臨機応変、融通無碍と言うのも侘び茶の醍醐味ではありますが(笑)。

 ただし、独りよがりと冷ややかな視線が刺さるかも知れませんが。。。