16回戦@東京ドーム 広島0-5読売 今季16度目の完封負け。読売戸郷投手に5安打完封勝利を献上。大瀬良投手7回に炎上し5失点。2位読売と1ゲーム差に。

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【広島】今季16度目の完封負けで大瀬良を援護できず…8連勝を逃して2位・巨人と1差

8/8(木) 20:38配信


スポーツ報知

広島先発の大瀬良大地(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERAセリーグ 巨人5―0広島(8日・東京ドーム)

 広島は、今季16度目の完封負けで今季最長の連勝は7でストップした。

 今季ともに無安打無得点を達成した巨人・戸郷との投手戦で、大瀬良が我慢比べに負けた。初回と4回のピンチをしのぎ、6回まで無失点の好投も、7回に捕まった。無死一、二塁からモンテスの適時二塁打で均衡を破られ、さらに無死満塁から9番・戸郷の左前打に末包の後逸も重なって走者3人が一気に生還。巨人戦の昨季からの連続無失点は30回1/3で途切れ、結果的に7回途中5失点(自責2)で2敗目を喫した。

 打線は、戸郷から1点も奪えなかった。2回こそ1死一、二塁のチャンスはあったが、菊池、会沢が凡退。3回は1死一塁からエンドランを仕掛けたが、相手バッテリーに外されて秋山が二盗失敗。7回は1死一塁から坂倉がスタートを切ったが、末包のバットが空を切って“三振ゲッツー”。大瀬良を援護できず、相手に完封を許した。

 巨人と敵地での首位攻防3連戦は1勝1敗1分けで2位まで1ゲーム差となった。9日から3位・阪神3連戦(京セラD)に臨む。

報知新聞社






読売戸郷投手にやられてしまいました。散発5安打で完封勝利を献上してしまいました。7回裏、末包選手の拙守がなかったらまだ試合展開がわからなかったかもしれませんが…。まあ、こんな試合もあるものとして、切り替えるしかありませんね。

スタメンは1番センター秋山選手、2番ショート矢野選手、3番ライト野間選手、4番サード小園選手、5番ファースト坂倉選手、6番レフト末包選手、7番セカンド菊池選手、8番キャッチャー會澤選手、9番ピッチャー大瀬良投手のオーダーを組みました。

読売の先発戸郷投手は5月24日阪神戦(甲子園)でノーヒットノーランを達成しました。1回表、秋山選手は空振り三振、矢野選手はファーストゴロ、野間選手はレフトフライと3人で終わりました。

先発の大瀬良投手は今季17度目の登板で、試合前まで4勝1敗、リーグ1位の防御率0.85。前回の8月1日のDeNA戦(マツダスタジアム)は7回を7安打1失点で勝ち負けつきませんでした。今季の読売戦は4度目の登板で、1勝0敗、17回1/3を投げ無失点に抑えています。今季は6月7日のロッテ戦(マツダスタジアム)でノーヒットノーランを達成しました。

大瀬良投手は1回裏、読売丸選手に2ベース、吉川選手の送りバントで1アウト3塁とされましたがヘルナンデス選手を空振り三振、岡本選手をセカンドフライに打ち取り無失点で切り抜けました。

2回表の攻撃で1アウトから坂倉選手がレフト前ヒット、末包選手は死球で1アウト1、2塁、菊池選手のサードゴロで2アウト1、3塁から會澤選手はセンターフライで先制できませんでした。

大瀬良投手は2回、3回とともに3者凡退に抑えました。4回表の攻撃で2アウトから坂倉選手が四球も末包選手はショートゴロに打ち取られました。

大瀬良投手は4回裏1アウトから読売ヘルナンデス選手にライト前ヒット、岡本選手には2ベースを打たれ1アウト2、3塁とされました。しかし、読売大城選手をセカンドゴロ、坂本選手のレフトへの大飛球を末包選手がジャンプ一番、大好捕し得点を与えませんでした。

5回表の攻撃で1アウトから會澤選手がレフト前ヒットも大瀬良投手の送りバントはピッチャーゴロ併殺打でチャンスを作れません。大瀬良投手は5回裏1アウトから読売立岡選手に四球、戸郷投手の送りバントで2アウト2塁も丸選手をレフトフライに封じました。

大瀬良投手は6回裏、先頭の読売吉川選手にセンター前ヒットもヘルナンデス選手をショートゴロ併殺打、岡本選手をライトフライに打ち取りました。

7回表の攻撃で1アウトから坂倉選手がセンター前ヒットも末包選手が空振り三振、スタートを切っていた坂倉選手は2塁で憤死しました。

すると大瀬良投手は7回裏、読売大城選手と坂本選手に連打されノーアウト1、2塁からモンテス選手に左中間にタイムリー2ベースを運ばれ0-1先制されました。続く読売立岡選手に申告敬遠でノーアウト満塁から戸郷投手にレフト前にタイムリーを落とされると末包選手が後逸、走者一掃となり0-4となりました。

続く丸選手を空振り三振、吉川選手に四球を与え1アウト1、3塁で大瀬良投手は降板しました。代わった2番手の河野投手が読売ヘルナンデス選手にライトへタイムリーを運ばれ、0-5とリードを広げられました。

大瀬良投手は6回1/3を95球、8安打、3四球、4奪三振の5失点(自責2)で2敗目を喫してしまいました。大瀬良投手自身、防御率0点台を継続させていたプレッシャーがあったのだと思います。ポジティブに考えれば、今日失点した事で、気持ちをリセット出来やすいはずです。次回登板では再び無双のピッチングをしてくれるでしょう。

打線は8回表、読売戸郷投手の前に菊池選手、代打の中村貴浩選手、代打の石原選手と3者凡退に終わりました。9回表も読売戸郷投手から得点を奪えず試合終了しました。

チームは7連勝でストップしました。今季16度目の完封負けで、51勝40敗5分けの貯金11となり、2位読売と1ゲーム差に縮まりました。

さて、明日からは京セラドームで阪神との3連戦です。このカードはなんとしても勝ち越したいところです。明日のカープの先発は森投手です。今季1軍初登板となります。ファームでは7月以降4試合に登板し、計20イニングを投げて自責点2に抑えています。期待していいと思います。阪神は村上投手です。カープの総合力でなんとしても攻略しましょう!