14回戦@甲子園 広島1-0阪神 シャイナー選手の内野ゴロの間の1点を守り抜く!好守連発!床田投手7回無失点の力投でリーグトップの9勝目!貯金6で首位浮上!

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【広島】床田が7回無失点の快投でリーグ単独最多9勝目&首位奪還!無死満塁のピンチでも得点与えず

7/19(金) 20:46配信


スポーツ報知

5回、唯一の生還を果たした中村貴(前方左)を迎える新井監督(中央、カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 阪神0―1広島(19日・甲子園)

 広島は、7回無失点の床田から3投手の完封リレーで1点を守り抜き、7月9日以来11日ぶりの首位返り咲きに成功した。

 床田は初回に連打で無死一、二塁のピンチを背負いながら、森下、佐藤輝、大山の中軸に仕事をさせなかった。2回以降は危なげない投球で、1―0の7回は無死満塁のピンチも踏ん張った。

 7回は連打で無死一、二塁から野口の平凡な飛球が、秋山と野間の連携ミスのような形で中前にポトリ。だが、続く坂本を“6―2―3”の遊ゴロ併殺打に打ち取った。続く木浪の初球はこの日最速の150キロを計測。3球で追い込むと、4球目は151キロでファウル。ギアを全開とし、最後は115キロのパームで中飛に仕留めた。リーグ単独最多9勝目で2年連続2ケタに王手をかけた。

 打線は5回、併殺崩れの間に1点を奪った。今季初1軍でプロ初の5番起用となった中村貴が今季初安打の中前打を起点に無死満塁とし、シャイナーの遊ゴロの間に中村貴が生還。なおも1死一、三塁の好機で追加点は奪えなかったものの、投手陣が踏ん張った。

報知新聞社






阪神相手にまさに「虎の子」の1点を守り抜きました。先発の床田投手、リリーフのハーン投手と栗林投手と完封リレーで勝利しました。

スタメンは1番センター秋山選手、2番ショート矢野選手、3番ライト野間選手、4番サード小園選手、5番レフト中村貴浩選手、6番キャッチャー坂倉選手、7番セカンド菊池選手、8番ファーストシャイナー選手、9番ピッチャー床田投手のオーダーを組みました。

阪神の先発の村上投手に1回表、秋山選手はセカンドゴロ、矢野選手は見逃し三振、野間選手はセンターフライと三者凡退に終わりました。

先発の床田投手は今季16度目の登板で、試合前までリーグトップタイの8勝5敗、リーグ5位の防御率1.82。前回の7月12日のヤクルト戦(マツダスタジアム)は6回を4安打3失点で勝ち投手でした。今季の阪神戦は今季5度目で、2勝2敗、防御率1.63でした。

床田投手は1回裏、阪神近本選手にライト前ヒット、中野選手のバントがファースト内野安打となりノーアウト1、2塁のピンチに。しかし、阪神森下選手をライトフライ、佐藤選手を空振り三振、大山選手をセカンドファウルフライに抑え無失点で切り抜けました。

床田投手は2回裏1アウトから阪神坂本選手にセンター前ヒットも木浪選手をショートゴロ併殺打に打ち取りました。一方打線は2回、3回も1人のランナーを出せません。

4回表の攻撃で2アウトから野間選手がチーム初安打のレフト前ヒットも、小園選手はサードライナーでチャンスを作れません。床田投手は4回裏、阪神森下選手、佐藤選手、大山選手のクリーンアップを3人で抑えました。

打線は5回表、先頭の中村貴浩選手がセンター前ヒット、坂倉選手はライト前ヒットでノーアウト1、2塁となり、、菊池選手の送りバントを阪神坂本選手が手につかず失策しノーアウト満塁の絶好のチャンスになりました。続くシャイナー選手のショートゴロの間に1点を先制しました。続く床田投手のファーストゴロに3塁ランナーの坂倉選手が飛び出し挟殺プレーで併殺となり、追加点は奪えませんでした。

床田投手は5回裏に阪神野口選手、坂本選手、木浪選手と3者連続三振に抑えました。床田投手は6回裏1アウトから阪神近本選手にライト前ヒットも中野選手と森下選手を打ち取りました。

しかし床田投手は7回裏に阪神佐藤選手と大山選手に連打されノーアウト1、2塁に。さらに阪神野口選手のセンターへの当たりが秋山選手の前に落ち、ノーアウト満塁の大ピンチになりました。しかし、阪神坂本選手をショートゴロで6-2-3の併殺打、木浪選手をセンターフライに打ち取り無失点で切り抜けました。ここが今日の試合の大きなポイントになりました。

床田投手は7回を107球、7安打、無四死球、6奪三振の無失点で降板しリーグ単独トップの9勝目を挙げました。

8回裏は2番手のハーン投手が代打の阪神渡邉選手をセカンドゴロ、近本選手をショートゴロ、中野選手をセンターフライに打ち取りました。ハーン投手がセットアッパーとしての役割を十分果たしてくれていますね。

9回裏は守護神の栗林投手が登板。先頭の阪神森下のレフトフライを上本選手が好捕、佐藤選手もレフトファウルフライ、大山選手をセカンドフライと3人で締めて25セーブ目を挙げました。

チームは今季13度目の完封勝ちで42勝36敗4分けの貯金6としました。今日、読売が敗れたため、ゲーム差なしではありますが、7月8日以来の首位に立ちました。

さあ、この混戦から抜け出すためにも、明日も勝たなくてはなりません。明日のカープの先発は大瀬良投手です。前回ヤクルト戦では6回2安打無失点と好投しています。明日も快刀乱麻のピッチングに期待しましょう。阪神は及川投手です。今季広島戦は初登板になります。右打者がカギを握るようになりますが、ドリヨシ的には、ラッキーボーイ的な存在のシャイナー選手に期待したいですね。