12回戦@東京ドーム 広島2-3読売 玉村投手初回炎上3失点。打線9安打も11残塁。再三のチャンスであと1本出ず。

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【広島】玉村昇悟、初回炎上し4回3失点 3球で3アウト奪う“スリー・ピッチ・イニング”も

6/30(日) 15:45配信


スポーツ報知

力投する玉村昇悟(カメラ・相川 和寛)

◆JERAセ・リーグ 巨人―広島(30日・東京ドーム)

 広島の玉村昇悟投手が、4回3失点で降板した。巨人戦は昨季3戦3勝で一昨年から4連勝中だったが、すべてマツダでの対戦。敵地では21年8月25日以来の登板となったが、白星はつかめなかった。

 立ち上がりにつまずいた。初回、丸の先頭安打から2死三塁まで踏ん張りながら、4番・岡本和の中前適時打から4連打された。いきなりの3失点であっさり主導権を渡した。

 2、3回は3者凡退。3点ビハインドのまま迎えた4回は“スリー・ピッチ・イニング”で無失点に抑えた。先頭・若林に初球を中堅フェンス直撃三塁打にされたが、続く小林は初球を二飛で1死三塁。門脇は初球スクイズが捕飛となり、飛び出していた若林が三塁に戻れず。3球で3アウトを奪う珍しいイニングとなった。

 2回以降、追加点は与えなかったが、5回無死一塁で打席を迎えたところで代打を送られた。4回56球を投げ、6安打3失点という内容だった。

報知新聞社






なんとももどかしい試合展開でした。先発の玉村投手の初回の失点が悔やまれます。しかし、カープの2番手以降のリリーフ陣は素晴らしいですね。勝ちパターン以外のピッチャーも、安定した内容を見せています。今日のポジれる点ですね。

菊池選手はベンチ。スタメンは1番センター秋山選手、2番ライト野間選手、3番セカンド上本選手、4番サード小園選手、5番ファースト坂倉選手、6番レフト宇草選手、7番ショート矢野選手、8番キャッチャー石原選手、9番ピッチャー玉村投手のオーダーを組みました。

読売の先発の菅野投手に1回表、秋山選手はサードライナー、野間選手はショート内野安打、上本選手のサードゴロで2アウト2塁で小園選手はファーストゴロで先制できませんでした。

先発の玉村投手は今季6度目の登板で、試合前まで1勝2敗、防御率3.12。前回の6月23日の中日戦(バンテリンドーム)は6回を6安打1失点で勝ち負けつかず。読売戦は今季初登板でした。

玉村投手は1回裏、読売丸選手にセンター前ヒット、吉川選手の送りバントで1アウト2塁からヘルナンデス選手をセンターフライも岡本選手にセンターへタイムリーを運ばれ、0-1。さらに大城選手にセンター前ヒットで2アウト1、3塁から読売若林選手と小林選手に連続タイムリーを浴び、0-3と先制されました。

2回表の攻撃で1アウトから宇草選手と矢野選手の連打で1、2塁。石原選手は死球で1アウト満塁から玉村投手は空振り三振、秋山選手はレフトフライに倒れ得点できませんでした。

玉村投手は2回、3回は3者凡退に抑えました。玉村投手は4回裏、先頭の読売若林選手にセンターオーバーの3ベースを打たれましたが、小林選手をセカンドフライ、門脇選手のスクイズはキャッチャーファウルフライとなり3塁ランナーの読売若林選手は帰塁できず併殺で無失点で切り抜けました。

玉村投手は4回を56球、6安打、無四死球、3奪三振の3失点(自責3)で降板しました。初回こそ5安打を浴びて3失点しましたが、2回以降は持ち味を発揮して、読売打線を抑えました。それだけに、初回の失点はもったいなかったですね。

5回表の攻撃は先頭の石原選手がレフト前ヒットも代打の田中選手はセカンドゴロ併殺打、秋山選手はショートゴロでチャンスを作れませんでした。

5回裏は2番手の河野投手が3者凡退に抑えました。6回表の攻撃は先頭の野間選手がファースト内野安打、上本選手はライトフライ、小園選手がライト前ヒットで1アウト1、2塁に。読売菅野投手から代わった高梨投手に対し、坂倉選手がライト線にタイムリー2ベースを飛ばし、1-3としました。

なお1アウト2、3塁から宇草選手の代打の堂林選手は空振り三振、代打の松山選手は申告敬遠で2アウト満塁から石原選手はショートゴロに倒れて追い上げなりませんでした。

6回裏は河野投手が続投し、1アウト1、2塁のピンチを招くも読売若林選手をショートゴロ、小林選手をセカンドフライに打ち取りました。

7回表の攻撃は代打の大盛選手が四球、秋山選手がセンター前ヒット、野間選手の送りバントで1アウト2、3塁に。上本選手のショートゴロ間に3塁ランナー生還で2-3としましたが、なお2アウト2塁で小園選手はファーストフライに倒れました。

7回裏はコルニエル投手、8回裏は矢崎投手が無失点に抑えました。

2-3と1点を追う9回表、読売の守護神の大勢投手に対し石原選手はレフトフライ、代打の羽月選手がファースト内野安打も秋山選手は空振り三振、野間選手と上本選手は連続四球で2アウト満塁も小園選手が凡退して試合が終わりました。9安打も11残塁でした。

チームはカード負け越しとなり、37勝29敗4分けの貯金8になり、2位DeNAに3ゲーム差。3位読売に3.5ゲーム差。4位阪神に4ゲーム差となりました。

さて、明日は試合がありません。あさってからはマツダスタジアムで阪神との3連戦です。この3連戦も投手戦になるタフな試合になりそうですが、なんとかチーム一丸で最低でもカード勝ち越しを決めて欲しいですね。